私達の認知とは?!
どうして私たちには「ゴール設定」が必要なのでしょうか。
それには、私たちの「認知のメカニズム」が深く関わっています。
目の前に広がっている現実世界、それは皆が同じ風景や物事を同じように認識にしているように思ってしまいがちですが、じつはそうではありません。
同じ光景を同じ角度で見ていたとしても、人によって、見ているものや聞いているもの、感じているもの、というより認識している世界そのものが人によって全く異なるのです。
例えば、同じクルマを見ていても、クルマに興味のない人は、単にクルマだと思うくらいであったり、人によってはクルマが全く目に入らないこともあります。クルマがあることすら気づきません。
しかし、クルマに興味のある人は、クルマを見て車種を認識したり、かっこいいとか欲しいという感情が湧き起こったり、それが記憶に強く残って周りの人にその話をしたりします。
同じクルマを見ていても、人によって、見え方や感じ方、反応の仕方、それによる判断や行動が全く異なるのです。
どうしてこれほどまでに、人によって認識している世界が違うのでしょうか。
私達は何を認識しているの?!
それは私たちが認識する世界というのは、自分にとって「重要なもの」や「緊急性の高いもの」しか認識できないようになっているからです。
先のクルマの例で言えば、クルマに興味のない人は、自分にとってクルマが重要ではないので、クルマのことはほとんど気にならないし、見えていない。目にその視覚情報が入っているはずなのですが、脳が無意識にシャットアウトしてしまうのです。
一方で、クルマに興味のある人は、クルマが自分にとって重要なものなので、よく見えますし、それによって様々な反応や判断や行動が起こります。
「自分にとって重要なものしか認識できない」、これが私たちが普段、意識こそしませんが、非常に重要な認知のメカニズムなのです。
自分にとって重要なものというのは、どうやって決められているのかと言うと、「セルフイメージ」と呼ばれる「脳内に記憶された自分らしさ、自分とはこういう人間なんだという自分像」によって形成されています。
どうして私達には認知のメカニズムが必要なの?!
このメカニズムは、私たちが生きていく上で、なくてはならない非常に重要なものです。
目や耳などから脳に入ってきた全ての情報を全て認識し、処理し、判断しようとすれば、私たち自身や脳はそのあまりの情報量の多さにパンクしてしまい、私たちは目の前の起きている状況に対して、何をどうしてよいのか分からなくなってしまうからです。
そうならないために、私たちの脳には予め、自分にとって重要なもの、セルフイメージに合致したもの以外の情報はシャットアウト(遮断)するような機能が備わっているのです。
いわば、「自分にとって不要な情報のフィルター機能」です。
趣味や自分の大好きなことに集中しているときは、周りの人の声や雑音は耳に入ってきませんよね。仕事や勉強やゲームなど、目の前のことにあまりに集中しているときもそうでしょう。
これも、その脳のフィルター機能によるものです。
「カクテルパーティー効果」というものがあります。
カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれ雑談をしている中でも、自分が意識を向けている人の会話や、パーティーの中で自分が遠くから呼ばれたとしても自分の名前は、自然と聞き取ることができます。
それ以外の情報は、ほとんど目や耳に入りません。
認知のメカニズムが私達の人生を縛る?!
この「脳のフィルターシステム」。
こう聞くと私たちが健康で平穏に暮らしていくうえでメリットばかりのように感じますが、現代のような変化の著しい社会の場合、必ずしもそうとは言えません。
じつは、この脳の機能、認知のメカニズムというのは、人間が狩りなどをして生きていた時代、農耕が始まったとされる約1万年前より以前の環境や生活に最適化されているものなのです。
現代社会にはそぐわない部分が相当にあるということです。
それはセルフイメージという、「過去の自分の記憶」によってつくられた自分像を元にして物事を認識しているので、過去の自分に似つかわしいものは見たり聞いたりできるし、認識できるが、過去の自分に似つかわしくないものは認識できなくなることです。
これはすなわち、「過去の自分の延長の未来しか訪れない」ことを意味します。
過去の自分に関係のないものは見えないし、見えないものは考えたり変えたりしようがないからです。見えない、意識できないということは、自分ではどうにもならないわけです。
成功者と普通の人との違いは○○だけ?!
世の中には、想像を絶するほどの成功を収めたり、お金を稼ぐ人もいれば、人生のほとんどを人並みに、そしてほとんど変化のないマンネリ化した人生を送る人もいます。
どうして人によって、これほどの差が出てしまうのでしょうか。
育った家庭環境や自分が受けた教育水準、身の回りの環境の違いと考える方がいるかもしれません。
確かにそれもあるでしょう。身の回りの環境や人間関係は、その人に非常に大きな影響を与えます。
しかし、真の成功者というのは、どのような環境であったとしても、持ち前の創造力とエネルギー、行動力を発揮して、成功を掴みに行きます。自分の力で人生を切り開いていくものなのです。
成功者と普通の人の違いとは、じつは、「マインドの違い」だけです。マインドの違いとは、すなわち、その人の持つセルフイメージによって形成されています。
成功者は、見えている世界が、一般の人とは異なります。
成功者と普通の人との違い、個人差というのは、ほとんどの場合、セルフイメージの差、それによって生じる「見えている世界の差」でしかないのです。
見えている世界の差が、創造力の差、行動力の差となって、人生の差として現れるのです。
人生を変えられないのは努力不足なんかではない?!
・ 人生がなかなか変わらない
・ 人生がずっと過去の延長にあるように感じる
・ 日常が同じような毎日の繰り返し
・ 人生がマンネリ化して変化や刺激のないつまらないもの
・ 自己啓発セミナーにたくさんのお金を注ぎ込んだが変化が訪れない
現実に、こういった悩みを抱えている方は、非常に多くいます。
自己変革を起こそうと必死に努力しているにも関わらず、自分の人生に一向に変化の兆しが見られない虚しさ。
そして、その延長と繰り返しに見える、「このまま人生が変わらず、ただ年を重ねていくだけかもしれない」という落胆。
これらの悩みは、じつは、努力不足とか、忍耐が足りないとか、仕事や勉強量の問題とか、そういった類の次元の話ではないのです。
変われないのは、人間の認知のメカニズム、脳のカラクリが、変われない人生にさせているだけなのです。
人生を本気で変えたければ、この認知のメカニズムを乗り越えなければなりません。あらかじめ、人生が変われないようにできあがっている、私たちの脳のカラクリを飛び越えるための技術が必要なのです。
それが、「認知科学に基づいたコーチング」、人生をより良く豊かに変えていくための「マインドの上手な使い方」の技術なのです。
「コーチング」であなたの人生と世界を一変させましょう!!
私たちのマインドは放っておくと、現状を維持しようとしてしまいます。それがマインドの働きなのです。
人生を大きく変えたい、現状を大きく超えるために、あなたがまずやるべきことは、「現状の外側にゴールを設定する」ことからはじまります。
そして、そのゴール達成に向けて、マインドの使い方に必要な技術・エッセンスが、「コーチング」という体系の中には組み込まれています。
コーチングを学び、実践していくことで、マインドが大きく変わり、あなたの人生と世界が一変します。コーチングで新しい自分と世界を創造していきましょう。
ライフィングコミットは、あなたのマインド・潜在能力を開花させ、あなたを圧倒的に自由で豊かで幸福な人生、感動と興奮に満ち溢れた世界、そして、ゴールへと誘います。
MIND Over The NEXT!!
ライフィングコミット 杉本 浩章