組織のバランス・ホイール 誰でもできる「コーポレート・コーチング」のはじめ方 STEP3

組織のバランス・ホイール 誰でもできる「コーポレート・コーチング」のはじめ方 STEP3



【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークス MIND Over The NEXT!!


『誰でもできるコーポレート・コーチングのはじめ方 STEP3 組織のバランス・ホイール』では、「組織における複数のゴール設定」について解説します。



コーチングにおいて、ゴールを複数設定することは大変重要です。

個人の場合においてゴールを設定するとき、ゴールがひとつだけだと人生がアンバランスになってしまうからです。


仕事のゴールのみを設定し、それを達成していく過程で、仕事にのみ幸福と満足感を得られても、それ以外のものを犠牲にするような人生であっては、真の豊かさを得ることはできません。

仕事が順調でも、趣味もない、家族関係も破たん寸前、ファイナンスも充実せずの状態をちょっと想像してみれば分かることです。

ですから、「ゴールは複数設定」する必要があります。それが、ゴール設定のルールの3つ目に当たります。


貴重な人生、たったひとつのゴールを達成して人生を過ごすのはあまりにもったいない。人生を存分に謳歌するためにも、ゴールは複数設定すべきです。



個人の場合のコーチングにおけるゴール設定のルール

1.ゴールは「現状の外側」に設定する
2.自分が心から望むこと、成し遂げたいことをゴールとして設定する
3.人生の各方面に、まんべんなくゴールを設定する



個人の場合にコーチングにおけるバランス・ホイールの例

職業(社会に提供する機能・役割)
ファイナンス(財政・収支・資産)
趣味、余暇、スポーツ
精神性、生きがい
健康、美容、鍛錬
生涯学習
信仰
生活、時間
住環境、所有物
家族、家庭、教育
人脈、人間関係、パートナーシップ
地域活動
社会貢献
挑戦
老後 など



現状の外側のゴール設定、ただでさえゴール達成が困難そうなのに、それを複数設定するなんて本当に大丈夫なのかという疑問を持たれる方は多いと思いますが、それが正しいコーチングであり、マインドの上手な使い方です。

秘密は「臨場感」にあります。


ゴール達成メカニズムの根幹は、いかにしてゴールの世界にいる自分の「臨場感」を高めるかにあります。

『誰でもできる!! 「コーチング」をはじめる10ステップ』の 「STEP8 バランス・ホイール」で解説していますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

ゴールは複数設定している方が、ゴールの世界の臨場感はより高まり、コンフォートゾーンがスムーズにゴール側に移行し、無意識は活性化し、ゴール達成を容易にしてくれるわけです。



コーポレート・コーチングにおいても、このプリンシプルに変わりはありません。

コーポレート・ゴールを設定するときも、3つのルールに則って、ゴールは複数設定します。


1.コーポレート・ゴールは「現状の外側」に設定する

2.組織全体が本音で望むこと、組織として成し遂げたいことをコーポレート・ゴールとして設定する

3.コーポレート・ゴールは組織運営における各方面に、まんべんなく設定する



組織の場合も、ゴール設定にはバランスが重要です。

利益ばかりを追い求めて、構成員の健康状態を疎(おろそ)かにして、うつの人達を大勢出すような組織では、到底理想的なゴール達成など望めるはずもありません。


また、組織内部のことばかりを考えているようでもいけません。

環境破壊をしてでも利益を出すというのでは社会性のある企業として問題がありますし、取引相手に対し無理な条件や難題、不正を押し付けるようであっては、組織内部・外部双方においてネガティブな感情やマインドが蔓延し、ハッピーとは言えません。

組織の外側の事に関しても、バランスよく思考やゴール設定の視点をめぐらせていけるからこそ、組織として大成し、社会に対し価値ある機能や役割を果たし、評価も高まり、多大なる貢献もしていけるのです。


それには、高い視点(抽象度)で物事を俯瞰(ふかん)し、組織のゴールを複数設定していく必要があります。組織の構成員ひとり一人には、それぞれのパーソナルなゴールがきちんとあるということを考慮に入れていきます。

これが、組織のゴール設定における「バランス・ホイール」の考え方です。



コーポレート・コーチングにおけるバランス・ホイールの例


社会に提供する機能、役割、ブランドイメージ
イノベーション、技術革新
マーケティング、クライアント、海外展開
組織のパートナーシップ
ステークホルダー、顧客満足度
ファイナンス(財政・収支・資産、BS/PL)
組織内環境、労働環境
構成員に対する待遇、教育、福利厚生
構成員の健康、美容、鍛錬、精神性
地球環境に対する配慮
地域活動
社会貢献 など


ステークホルダーとは、企業の経営活動などに対して直接・間接的に利害が生じる関係者(利害関係者)のことをいいます。具体的には、株主、顧客・消費者、構成員、得意先、地域社会などが挙げられます。

福利厚生とは、企業が構成員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬です。また多くの場合、企業の福利厚生の対象は構成員のみならず、その配偶者や家族、あるいはかつて構成員だった者にまで及ぶことがあります。



バランス・ホイールの例について、よくある誤解ですが、ゴールを複数設定するとき、必ずしも上記の例に従って、厳密にすべてを設定する必要はありません。

バランス・ホイールにおいて大切なことは、人生や組織活動の中で、「バランスを欠いてはいけない」ということであって、抽象度の高い視点とゴール設定であって、厳密性ではありません。


バランス・ホイールの例は、あくまで、「例」なのです。

個々の人生や組織の在り方によって、国々の文化や宗教性・時代性によって、バランス・ホイールの中身や項目は臨機応変に変わっていきます。

必要に応じて、バランス・ホイールの項目は、クリエイティブに編み出していって下さい。

この組織のバランス・ホイールの部分においても、「Invent on the way やり方は発明していく」なのです。




10 STEP for CORPORATE COACHING
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