磨く場所を間違ってはいないか?!


磨く場所を間違ってはいないか?!

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


自己鍛錬とか、研鑽という言葉が好きで、熱心に取り組む人が多くいると思います。

しかし、これは一見、素晴らしいもの、尊いもののように感じますが、必ずしもそうではない場合も少なくありません。

簡単に言うと、「磨く場所を間違ってはいないか」、ということです。



自分磨きというのは、大きく分けると、2つあります。

「自分」に役立つものと「他人」に役立つものです。


自分に役立つものというのは、言葉どおりで、利己目的、自分の愉しみのためにするものです。

「趣味」とか、「生涯教育」などと言われるものです。

これが大事ではないということでは全くありません。これはこれで非常に重要です。

自身の人生がより豊かで楽しくなるためのもの、自分の人生を実りある価値の高いものにするための貴重な学びですから、どんどんやるべきです。

また、そうして自身のエフィカシーとか知識量がどんどん上がっていけば、いずれそれが他人のために役立つものへと転化する可能性も大いにあります。


そのためにも、趣味とか生涯教育とか、生きがいとか芸術等々、非常に高いゴール設定が重要です。



問題なのは、自分磨きがそれだけで終わってしまうことです。

自己満足というやつです。


人間というのは、他人に役立つ存在となってはじめて、社会に機能や役割を果たしたり、利益をもたらしたり、他人を喜ばせたりすることができるようになります。

そうして世界がまわり、循環が起こり、経済が発展します。多くの人々の人生の質が向上します。

私達の幸福や豊かさというのは、そのほとんどが、他人の努力によってもたらされているという事実です。


身近な例で言えば、現代ではコンビニや通販だけで、生活に必要なものの多くが簡単に手に入ります。しかもかなり安価で。

お弁当を買えば簡単に腹を満たせますが、数十年前だったら家庭での食事や料理も一苦労。本当に便利な時代になりました。

しかし、これは機械がすべてやっているわけではありません。

それを支える人々の努力によってです。誰かの利他と集中と研鑽の賜物です。



人が豊かさを手に入れるためには、まず自分が他人にそれを与えることです。

そして、それがめぐりめぐって自分にも返ってきて、自分が豊かになります。

「豊かさとは循環」なのです。



何事も、人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにしなさい。

新約聖書、マタイの福音書第7章12節



自分磨きにはもうひとつ、「他人を喜ばせるためにやるもの」があるということです。

自分の能力や研磨を自分のためだけに使うと、系が自分だけで閉じてしまいます。

それが孤独や不成功の根本原因なのです。


人は、他人のためにも、自分磨きをしなくてはなりません。

自己鍛錬、研鑽の本当の意味とは、自分のためだけでなく、他人にも役立つもの、両方がきちんとできて、素晴らしく尊いものとなります。


どう磨くかは、それはその人のゴールと、職業とか置かれている状況によって変わります。

ですからまずは、人生の各方面にバランスよくゴール設定が必要になります。

それが「バランス・ホイール」です。


こういう視点がきちんとあると、人生は驚くほど発展し、有意義で楽しく、価値あるものへと変貌を遂げていくのです。



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2019年01月21日