思考が現実化しない?!


思考が現実化しない?!

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


「思考は現実化する」、この言葉は自己啓発や成功哲学でよくみるフレーズです。

これは事実でしょうか。


事実であるし、事実でないとも言えます。

正確に言うと、「現実化する思考」と、「現実化しない思考」があります。



ある人が、苫米地博士に相談をしました。

「アファメーションが効かないんです」と。

博士は答えます。「Want-toじゃないんじゃん」


このやりとりは、私たちがコーチングや成功哲学を考えるうえで、きわめて重要です。

人は、思考することによって自らの潜在意識にそれらをプログラミングしていき、無意識は現実化していこうとします。

コーチングで言えば、「セルフトーク」、「アファメーション」、「ビジュアライゼーション」などがそうです。

しかし、思考のすべてが現実化しているわけではありません。


ちょっと考えれば分かることですが、人は一日に5万回ものセルフトークをしているとされますが、そのすべてが現実化はしていないですよね。

例えば、冗談やその場限りで口ずさむ言葉だってありますし、映画を見ていてそのことを考え、その内容が即座に目の前に現れるわけでもありません。

空を飛びたいと言って、背中に羽が生え、人間が鳥のように飛べるわけでもありません。


では、どのような思考が現実化しているのかというと、それは、「強い情動を伴った思考」、「臨場感の高い思考」です。



苫米地理論の中核をなす重要キーワードのひとつに、「臨場感」があります。

臨場感の高い思考が、その人の脳内のセルフイメージやコンフォートゾーンを書き換え、形成し、現実を引き寄せます。というより、スコトーマが外れたり、ゴールや達成方法が見えたり、ゴール達成への行動力・モチベーションがみなぎったりという具合です。

コーチングは、「ゴールの世界の臨場感生成技術」という側面があります。


コーチングを理解する10のステップ

「臨場感を高める」には、どうしたらよいのでしょうか。


最も重要な要素は、「感情の力」を使うことです。

「強い情動を伴った思考」が、脳内に強く働きかけをし、潜在意識にプログラミングされます。思考した世界の臨場感を高め、新たなセルフイメージやコンフォートゾーンを形成し、現実化に向かいます。


先の苫米地博士に相談した内容に対する答え、「Want-toじゃないんじゃん」というのは、「やりたい」という真に心から溢れ出る強い情動がないと、強い感情の力が伴わないと、臨場感が高まらず、アファメーションの効果が生じないことを示しています。

思考が現実化するためには、「高い臨場感」、そして、「強い情動を伴った思考」が不可欠です。



「ルー・タイスの方程式」というものがあります。


I(Image) × V(Vividness) = R(Reality)


「イメージに臨場感が伴えば、それは現実のものとなる」という意味です。

これはルー・タイスのプリンシプルとして非常に重要なもので、イメージとはセルフイメージそのものです。

つまり、この方程式の意味することは、「ゴールの世界のセルフイメージやゲシュタルトに強い臨場感が伴えば、それが現実になる」ということです。

ゴールの世界をイメージし、そのイメージに強い臨場感を与える。ゴールの世界がありありと目の前に広がっているかのように、マインドを上手に使う。そうすることで、ゴールの世界をコンフォート・ゾーンとし、ゴール達成を現実のものとすることができるのです。



思考が現実化しないと嘆く人たちがいます。

世の中のほとんどの人たちは、成功を望んでいるはずなのに、成功しない。なぜかと。

そのような人たちというのは、ゴールや望む世界に対して、ある程度の意識を向けていることは事実でしょう。しかし、ゴールの世界に対する「集中」がまるで足りていないのです。

ネガティブな過去や記憶、他人の悪口などを考え、ゴール以外のことに意識を向けてばかりいて、一向にゴールの世界に対する臨場感が高まっていないのです。逆に言うと、ネガティブなことに関する臨場感を高めてしまっています。

そうして、ゴールの世界の臨場感が高まらないから、ゴールの世界に合致したセルフイメージやコンフォートゾーンが形成されない。その場合は、一日の占める意識や思考の向きを、変えなくてはなりません。


ですが根本的に、ゴールに対して、「欲しいが足りない」から、意識が違うところばかりに向かっていってしまうのです。



子供が何かに夢中になっているとき、他のことは全部忘れてそっちのけで、凄まじいまでの集中力とクリエイティブ性を発揮しますよね。

そこに、努力だとか、集中なんてこと、子供たちはいちいち考えてもいませんよね。

その原動力の源は、「心からやりたい(Want-to)」に尽きるです。

心からやりたいから勝手に集中できるし、努力せずとも結果として傍(はた)から見て努力をしているし、高い能力やパフォーマンスも発揮できます。



思考が現実化するためには、「臨場感の高さ」や「強い情動を伴った思考」が大切という話をしてきました。

人生が開花するための、それらを最も分かりやすい言葉で表現すれば、「心からやりたい」なのです。「心からやりたい」という感情が、人の人生を突き動かす、最も根源的な力になります。

この感情こそが、臨場感をより高めますし、強い情動を伴った思考となります。そうして、私たちは現実化に導かれます。


今日も最後までブログを読んで頂き、ありがとうございます。


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2017年11月15日