裏切者はいつも自分自身?!


裏切者はいつも自分自身?!

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


何か新しいことを始めて、最初のうちは気分も乗って順調に事が運んでいったとしても、最終的にそれが続かないという経験は、誰にでも多くあると思います。

よくある話がダイエットだとか、勉強を続けて成績を上げる、ビジネスで努力を積み重ねて大成功を収めるなどがあります。

どうして私たちは「続かない」のでしょうか。


何かしらの目標を目指して頑張っていって、誰かに裏切られ、そのせいで途中で挫折しそうになるということもあるかもしれませんが、多くの場合、成功を前にして裏切られるのは「自分自身」ではないでしょうか。

自分自身に裏切られるのです。

ここで言っているのは、自分自身とは言っても、自分自身の「無意識」のことです。

無意識が成長や変化を拒むのです。無意識があの手この手で邪魔をしてくるので、大変に厄介です。



無意識による邪魔というのは、体調不良が現れたり、普段なら考えられないようなミスをしたり、モチベーションが失せたりというのが多いですね。

意識では望んでいるのに、無意識では拒否される、自分自身に裏切られるというのは、他人に裏切られることよりもむしろ、心理的なショックが大きいことかもしれません。

他人というのは、当たり前ですが、自分がコントロールできるような存在ではありません。コントロールできたら、まるで相手を支配しているようで怖いですが。


しかし、自分自身のことなのに、無意識にひっぱられ、思い通りに事が進まない、自分自身のことなのにコントロールが効かないというのは、納得が本当に難しいですよね。

コーチングの場合、「それは無意識の現状維持機能が強いからだよ~」と教わるわけですが、その邪魔さ加減は半端なく強烈です。

どのくらい強烈かというと、ホメオスタシスというだけあって、体温を維持するくらいに強烈です。

ですから、変化のための最大の裏切者であり障害とは、自分自身(の無意識)のことなのです。



それでも私たちは、変わりたいと願います。

もちろん、今のままでも十分に幸せだから、変わる必要などないと考える人達もいるかもしれませんし、そう思うのであれば、無理に変わる必要はないのかもしれませんが、私は、それでは人生は本当にもったいないと思います。

現時点で十分幸せであったとしても、或いはそう自分に言い聞かせるように努力をしていたとしても、その現状の外側には、今までの自分が決して経験したことのないような新しい世界や刺激、好奇心をくすぐるものが必ず、無限にあるものです。

そういった様々な新世界を体験せずして人生を全うするのは、あまりにもったいないことだと私は感じます。


やはり、変化と刺激に満ちた人生を、存分に堪能すべきでしょう。



とはいうものの、自分という名の裏切者が待ち構えているのも事実です。

これには、本当に多くのエネルギーによって乗り越えるしかありません。

しかし、本当に多くのエネルギーとは言っても、膨大な苦行という意味ではありません。それではあまりに人生がつらく、悲しすぎです。

そうではなく、もっとポジティブな感情というエネルギーを使います。

すなわち、「心からやりたい」です。


このポジティブかつ強力な感情のエネルギーと、コーチングでおなじみの「現状の外側のゴール設定」とで、圧倒的な変化のエネルギーを創造します。



現代では認知科学的な知見によって、人の認知のカラクリが少しずつ明らかになり、どういう理論やメカニズムに則って方法論を立てれば、人は真に変わることができるのかということに、ずいぶんと科学的な回答が示されるようになりました。


人間の脳の中を走るソフトウェアは、パソコンのデジタル信号などと違い、数式化や視覚化ができないため、完全に解明することは相当に困難です。ですから、数ある理論体系においても、これが完全に100%正しい理論と方法論として示すことはできません。

無論、不完全性定理(この世に完全や絶対の事象など、何ひとつ存在しないという定理)の証明以降、それは科学的、数学的に明らかです。


そこをコーチングでは、帰納的手法でもって補完します。つまりは、多くの経験や実績、研究成果による判断に基づいて、理論化されています。



私たちがまだ見たこともない新しい世界、変化と刺激に満ちた感動、それらを堪能する人生、そのためにも、変化を後押しする最大の味方でありエネルギーとなる、「現状の外側でかつ、心からやりたいと思えるゴール設定」を楽しんで頂きたいと思います。

それに成功すると、驚くほど自分の身の回りに色んなチャンスやリソース、多くの気づきやヒントが隠れていて、今まではそれが単に見えていなかっただけ、スコトーマ(心理的盲点)に隠れていたことが分かります。

その気づきの体験だけでも、相当に刺激的で、楽しいものです。


きちんとしたゴール設定とそれを達成してくための道筋が見えていくようにするためのコーチング技術を実践できるようになれば、自然と、自分の中に住み着く「裏切り者」に対しても、折り合いをつけることができるようになります。

裏切者は、完全に消えることはありません。それが消えたら、人は自身を守れなくなってしまいます。元来、ホメオスタシスとは、自身の命を生き長らえさせるための守り神です。

邪魔者でもなければ、裏切者でもないのです。


コーチングにおけるこの抵抗は、「クリエイティブ・アボイダンス」といいます。読んで字のごとく、創造的に邪魔してきます。

関連記事:「創造的逃避(クリエイティブ・アボイダンス)からのメッセージ」

クリエイティブ・アボイダンスを知り、その上で、それを乗り越えていかなければなりません。



クリエイティブ・アボイダンスに対する解釈を改める工夫が大切です。

それはドリームキラー(ゴール達成を邪魔してくる人のこと)が現れることによる対処と似ています。

すなわち、両者とも、自身が大きな成長や変化に成功している証(あかし)であるということです。

クリエイティブ・アボイダンスやドリームキラーが現れたら、喜ぶべきことと知るのです。

関連記事:「ドリームキラーが現れるということ」


すると、それらを受け入れたのち、ゴール設定や変化のためのマインドの技術を絶やさずにしていき、乗り越えていくことができるのです。


今日もブログを最後までお読み頂き、ありがとうございます。

2017年10月25日