アファメーションが効かない?!


アファメーションが効かない?!

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


アファメーションとは、ゴールを達成した未来の世界の臨場感を高めるために、言葉のイメージ喚起力を利用する方法です。

アファメーションがなかなか効果が出ない、という言葉を耳にすることがあります。

よくよく、その状態を観察してみると、いくつかのパターンがあるようです。



1.ルールの準拠

アファメーションには、11のルールがあります。

詳しくは、「コーチングを理解しよう STEP7 アファメーション」をご覧頂きたいのですが、ルールが大事なのは、アファメーションは、コンフォート・ゾーンをゴールの世界に移行させるための、臨場感を高める技術であるということです。


脳は、臨場感が最も高い世界を現実とし、ホメオスタシスを築こうとするよう、進化しています。

ですから、ゴールの世界に臨場感を強く感じるようにしてやれば、脳は自然にその世界を追い求めるようになります。それが目的的志向(Teleological:テレオロジカル)と呼ばれる機能です。

ゴールの世界の臨場感を強める方法の一つが、アファメーションなのですから、それを効果的に働かせるためには、臨場感が高まるように作られたルールに基づいて、アファメーションを記述していかなければなりません。


「ルー・タイスの方程式」

I(Image:自己イメージ)× V(Vividness:臨場感)= R(Reality:現実)


意外と忘れがちなのが、「感情の力」を使うということです。

ゴールを達成した感動をありありと表現する、情動の言葉を入れてやることで、脳は強い臨場感を感じ、認識するようになります。

感情の力を利用することで、ゴール達成を促すのが、コーチングの技術です。


感情の種類は、過去の経験(情動記憶)を利用することで、より明確に使い分けることができます。

フリックバック:過去の経験や記憶を基に感情を再現する
フリックアップ:遡った感情の記憶を基に、未来の映像に当てはめて、臨場感を高める



2.セルフトークのコントロール

自分自身に語りかける言葉のことを、「セルフトーク」と呼びますが、普段から行うセルフトークをコントロールすることは重要です。

アファメーションによって、ゴールの世界に強い臨場感を与えることができたとしても、日常行うセルフトークが、そのアファメーションと相反するものであった場合、一日数回行う程度のアファメーションの効果など、吹き飛んでしまう可能性があります。

アファメーションとは、セルフトークの一部なのです。


セルフトークは、一日に数万回も脳内で行われる、自己対話です。それがセルフイメージを構築していきます。その偉大な効力を無視して、アファメーションの効果を高めるというのは不可能です。

アファメーション、セルフトーク、そしてゴールの世界観、そのすべてがきちんと統一感をもっているかどうか、常日頃、確認が必要です。



3.「Want-to」であるということ

心の底から自発的に湧き上がるモチベーションを獲得するためには、ゴールがきちんと、「心から望むもの」でなくてはなりません。

他人に与えられた、もしくは、強要されたものでは、人は、真の幸福感を感じないし、高い生産性やパフォーマンスも発揮できません。

「しなければならない」という「Have-to」感情を利用するのではなく、「心からやりたい」という「Want-to」感情を伴うことで、人は、無意識に隠された潜在エネルギーを活用することができるのです。


ゴールが心から望むものであるからこそ、強い感情の力を使うことができます。それが、高い行動力やモチベーションを生み出す秘訣です。

アファメーションとは、ゴールの世界にいる自分を描くものですから、当然アファメーションの内容も、心から望むものであるはずです。そうして強い臨場感を獲得し、本来の効力を発揮することができます。

案外、人は、アファメーションを、義務感や劣等感、世間体、他人との比較などによって、Have-to感情のもとに記述してしまうことがあります。(アファメーションはルール上、比較の概念は使いません)

様々な恐怖や焦りが、そのような向きへと人を掻り立ててしまうのかもしれませんが、いずれにしても、真の幸福感、強い臨場感、無意識に秘められた潜在能力を得るためには、心から望むゴール設定と、それに見合ったアファメーションが不可欠です。

そうして、セルフトークも、より前向きで建設的なものへと変わっていくのです。



4.顕在化のプロセス

私たちの住む世界、目の前に広がっている世界、物理空間というのは、物理法則の束縛によって成り立っています。

私たちがゴールを設定し、アファメーションを活用し、内面を変えていったとしても、それが物理空間に顕在化(けんざいか)していくためには、それ相応の時間が必要です。現実化への時間落差があるのです。


内面から、物理世界へと変化が広がっていくプロセスというのは、自分や他人のホメオスタシス活動とのせめぎ合いの中で、徐々に変化を起こしていくものです。

「待ち」の中で、変化の過程を愉しむ時間を取るのもよいかもしれません。



アファメーションが効果を上げない、周囲で何も良いことが起こらないという場合は、その言葉はあなたにとって適切なものではなかったのかもしれません。

ルー・タイス



今日もブログを最後までお読み頂き、ありがとうございます。


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2016年12月06日