多趣味の効用


多趣味の効用

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


コーチングではまず、「ゴール設定」をします。

ゴールとは人生における目標、成し遂げたいことですが、いきなりゴール設定と言われても、最初はなかなか見つからないかもしれません。

それもコーチングのゴール設定は、現状の外側であること、本音で心からやりたいと思えることを設定するわけです。現状の外側というのは、今のままの延長線上の未来では達成し得ない、現時点で達成方法の分からないもの。そんなゴール設定ですから、なかなか最初はゴールが見つからないかもしれないのです。


私たちは往々にして、目標というのは達成可能そうなものとか、ちょっと無理をすれば届きそうなものばかりを目標としてしまいがちです。現状の外側などという突飛な世界にゴールや目標をおくという習慣がないため、コーチング独特のゴール設定に慣れていないのです。



そんな、なかなか設定しづらいゴール設定。それでもゴール設定は、きちんと現状の外側にした方が、人生は思いっきり好転することが認知科学などの発展によって、コーチングではよく知られています。

そうしないと、人間の生得的で強力な現状維持機能(ホメオスタシス)によって、人生はほとんど変化せず、マンネリ化し、刺激のないつまらないものになってしまいがちだからです。


転職したり、引越をして、環境を大きく変えてみても、すぐにその新しい環境に慣れてしまい、結局はそれほどの変化や刺激も長続きせず、やっぱり元通りのマンネリ化した生活になってしまうのです。

そうならないために、そして、自分が今までに経験したことのない新しい世界に目を向ける機会を得るために、やはりゴール設定は現状の外側にします。



とはいうものの何から設定してよいのかと途方にくれてしまうかもしれません。

分かりやすいものとして、まずは、「職業のゴール」と「趣味のゴール」を設定するよう促すことが多いのですが、果たしてそう簡単にいくでしょうか。


私の場合、コーチングを始めた頃、趣味のゴールと言われたとき、戸惑ってしまいました。

学生時代はやりたいことがたくさんありすぎて、やりたいことや趣味の選択に迷うことなどありませんでした。何でも楽しいし、どこへ行っても楽しいし、生きることそのものが趣味みたいなものです。

それが社会生活をしていくうちに、いつしか自分のしたいことを求めるという考え方自体を忘れてしまっていました。多分、仕事の忙しい方や労働時間の長い人ほど、そうではないかと思います。

ひどくなると、趣味に没頭することが怠けているようにさえ感じるのです。コーチングを実践している今の自分の感覚からすると、重症ですね。

それぐらい、習慣とは恐ろしいものです。


いきなり趣味とか言われても、本当に久しぶりで、趣味とかやりたいことって何だろう~と深刻に悩んでしまうのです。

学生時代の趣味を思い出せないわけではないのですが、いまさら~とか考えてしまいました。

あとで気づいたことですが、趣味のない生活を長く続けていると、人間は現状維持機能により、趣味のない生活を無意識に続けようとします。というより、趣味が見えなくなるのです。現状維持機能によって、趣味が見えなくなる、見つからなくなる、やりたいとさえ思えなくなるという心理状態に陥ってしまいます。


コーチングのゴール設定は、「現状の外側」にするのがルールです。

しかし、趣味そのものが見えないのに、さらにその先の現状の外側の趣味のゴールとなると、余計に見えないのです。

結論を言えば、探す意識を持っているうちに、次第に見えてくるのですが、コーチングを始めたばかりの時というのは、人生を早く大きく変えたいという衝動に駆られ、何となくゴール設定に焦るのです。



少しでも早くゴールに出会いたい、現状の外側となる趣味のゴールを見つけたい、そう考えた私は、趣味のゴール設定に、こんなものを自分に課しました。

「多趣味」というゴールです。


じつは、趣味がなかなか見つからない私にとっては、趣味がたくさんあることが、その当時の私にとって、十分に現状の外側のゴール設定なのでした。

ゴールを見つけることそのものが、最初の私のゴールだったのです。


現状の外側のゴールの世界にいる未来の私は、趣味がたくさんあって、人生を満喫しているはずです。趣味を堪能できる十分な収入があって、やりたいことがたくさんありすぎて、そして、それらを楽しむ余裕や時間もあってと、そんなビジョンが当時の私にありました。

アファメーションもつくりました。

「私は多くの趣味をもち、多くの習い事を楽しみ、人生を謳歌しています」



このアファメーションは、今でも私の手帳には書いてあるんです。

趣味がどんどん増えていくんですね。というか、どんどん楽しいことが見えてくる感覚です。

そして、素晴らしい趣味仲間ができたり、その人間関係が仕事や収入につながったりもします。

人生が回っていくのです。


多趣味のおかげで教養も身につくから、それもまた仕事や創造性に発揮されます。

「人生無駄なことなど何一つない」と言いますが、趣味の経験も、人生や仕事には非常に大事なのです。

もし、仕事に熱心に取り組んでいるのだけれど、なんとなく前進している気がしないというのであれば、敢えて趣味に没頭し、教養を身につけ、その蓄積が仕事の大いなる進歩の起爆剤になるかもしれません。



ちなみに、最近増えた私の趣味は2つあります。コーヒーを淹れること、パイプ&超一流ホテルラウンジ巡りです。

これだけだと現状の外側とは言えないので、ちょっと工夫を加えていかなくてはならないところですが、趣味が全然ないよりははるかによいですね。

趣味仲間もどんどん増えていくし、それによって、新たな何かしらの気づきや出会いもたくさんあるし、人生が輝きに満ち溢れていきます。

趣味のゴール、大切です。


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2017年08月12日