悩む相手との最も確実な接し方


悩む相手との最も確実な接し方

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


相手がとても悩んでいるとき、どの様に接するべきかというのは、誰しも大きな悩みどころのひとつかもしれません。

どのように接するべきかについての問いに対する答えは、一概には言えません。接し方というのは、自分と相手との関係性や状況によって、対応すべき方法も千差万別だからです。

ただ、最も間違いがないであろうと思われる方法は、挙げられると思います。



よく、どうしたらいいのかな~などとアドバイスを求められることがあると思います。

つい、自分の経験や知識をフル動員して、答えたくなってしまうものですよね。

ですが、アドバイスというのは、なかなか難しいものだと私は思っています。よほど、アドバイスを求められた分野に対して、専門的な知識を持っていたり、経験が豊富であれば、話は別ですが、そうでもない限り、アドバイスは危険です。

なぜかというと、相手の状況と自分が想像している状況がピタリと一致していることは稀ですし、相手と自分の人格が違う以上、考え方も異なるのは当然のことだからです。

こちらが良かれと思って相手に正しいアドバイスをしているように思っていても、相手にとっては、まったく役に立たないものである可能性は大いにあるということです。


ピタリと相手の状況が見えない以上、適切なアドバイスは非常に難しいですし、その状態で中途半端なアドバイスをして、後で返って状況が悪くなり、アドバイスの内容に関するトラブルになるかもしれません。

そうなれば、アドバイスをするこちら側としても、申し訳ない気持ちになります。



さらに厄介なのは、ホメオスタシスです。

人には強烈な現状維持機能がありますから、適切な解決方法があったとして、それをアドバイスしても、相手の無意識は現状維持をしたいがために、アドバイスに対して拒否感をもってしまうのです。

一度拒否感をもってしまうと、次に会うにも、会いづらくなる心理も働きます。

せっかく築きあげた信頼関係を崩してしまいかねません。



それでも、アドバイスに自信があるのならば、それもいいでしょう。相手の立場にたって、誠心誠意答えてあげればいいと思います。

しかし、そのような場合は、非常に少ないでしょう。

そうしたとき、どうようなアプローチが考えられるでしょうか。


私の一番のおすすめは、「誠心誠意、お話を聞いてあげる」ということです。

相手の悩みに対し、色々な部分で質問してあげ、答えをじっくり聞き、深く共感してあげる。相手の気持ちや考え、状況などの理解に努めるということです。

このスタンスが、最も相手のためになる可能性があるのです。アドバイスをしていないので、先に挙げた話のように、お互いに傷つくことは決してありません。


さらに、信頼関係はより深まります。相手の話をじっくり聞いているので、臨場感世界を共有しています。臨場感を感じている世界を共有すれば共有するほど、ラポール(信頼感)がより深まるというのが「ラポール理論」です。

関連記事:「信頼関係の構築 ハイパー・ラポール理論」



人間には、「群居衝動」、「自己重要感に対する承認欲求」というものがあります。

群居衝動とは、一人では寂しいから、誰かと一緒にいたいという衝動です。

後者は、自分は重要で価値ある人間なんだということを他人に認められたい欲求のことです。


相手の話をじっくり聞くというスタンスは、上記の二つもしっかりと踏まえています。

相手に対して自分の時間を提供しているわけですし、一緒にいてあげ、話を聞くことが、相手の存在が重要であると言ってあげていることになります。

相手がどうでもいい相手であったならば、時間をつくってあげたり、話を聞いてあげることなど決してしないことを考えると、納得できると思います。


人間関係において最も相手を傷つけることは、悪口を言うことよりも、無視することでしょう。無関心こそが最も相手の心にナイフを突きつけてしまうものです。

逆に、相手を最も喜ばすのは、相手の存在の重要感を尊重してあげることです。



質問上手、聞き上手に卓越していくと、人間関係は驚くほどに、好転していきます。

大丈夫? どうしたの? 何かあったの? どうしてそうなっちゃったの? 今はそのことについてどう感じているの? どうしていきたいの? なにか解決策はあるの? お話聞くよ!

そうやって相手を思いやり、質問して相手の状況を積極的に理解し、お話を聞いてあげ、時間を共有してあげるのです。

このスタンスこそが、真の思いやりのひとつの形だと思います。 


今日もブログを最後までお読み頂き、ありがとうございます。

2017年11月01日