欲しいが全然足りてない?!


欲しいが全然足りてない?!

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


人生経験の豊富な方ほど、人間というのはつくづく、変わるのが難しい存在ということを痛感しておられると思います。

実際にそのとおりで、人間は確かに変わるのが難しい。それはコーチングでよく言われる「ホメオスタシス」という機能。「恒常性維持機能」ですね。


進化の過程で、人間は現状を維持することこそが、自らの生命の危機を乗り越え、生き残ることができるという結論を導き出し、今に至ったようです。

一説には、人類が群れを成し、集団生活を共にする中で、他との共存をスムーズにするためのひとつの答えとして、ホメオスタシス機能が発達したという説も言われていますが、いずれにしても、ホメオスタシスは現代人においても強く残されている遺伝的機能であることは間違いありません。


もちろん、この機能は現代人においても非常に重要なもので、これがあるからこそ、生体としてのあるべきレベルや水準、体内環境が維持されるわけです。健康維持になくてはならないものです。

一方で、人が大きな進歩や前進、変革を人生に起こしたいと願ったとき、ホメオスタシスは足かせになってしまうこともまた、ひとつのジレンマとなっています。

大きく変わりたいと願ったときの、変わりたいと願う心と、変わりたくないホメオスタシスとの戦いが、脳内でせめぎ合うのです。

変わりたいのなら、どうするのかというと、コーチングの場合、強い気持ち、変わりたいと願う強いエネルギーでホメオスタシスを乗り越えるのです。



そのエネルギーの強さは、コーチングにおいては、二つの方面で生み出します。

ひとつは、「ゴールを遠く高いものにする」こと。もうひとつは「ゴールは心から望むものにすること」です。ゴールとは、人生で成し遂げたい目標のことです。

これはコーチングにおけるゴール設定のルールそのものです。逆に言うと、コーチングにおけるゴール設定のルールとは、これだけです。とってもシンプルで分かりやすいですよね。


ただ、実際にコーチングの実践をしている人達を見ていると、この簡単そうで誰でもすぐに出来そうなゴール設定が、意外とうまくいっていません。

あまり最初から、「ゴール設定は難しいですよ」と余計なコンディショニング(条件付け)をするべきではないのですが、ゴール設定は簡単ではありません。

その最大の原因は、「ホメオスタシスを乗り越えるだけの十分なエネルギーを生み出すゴールは、本当に見つかるのか」という一言に尽きます。



「心から望むこと」というゴールのルール。

言葉で言うと、あまりその臨場感は伝わりずらいのですが、この言葉が意味するものは、私達の常識を打ち破るものです。特に、大人になればなるほど、社会に適用すればするほど、難しいものです。

難しいというより、「大人ほど、子供の頃は当たり前にできていたことなのに、いつの間にか、忘れてしまった感覚」と言った方が正確かもしれません。


もう、どうしてもやりたくて仕方のないこと。

他人に止められてでも、他の言いつけや静止を振り切ってでも、やりたいこと。

親や家族の「やめなさい、あなたには無理よ」、「そんな無謀なことはやめて」などを払いのけてでも、したいこと。

常識に惑わされない、突き抜ける感覚。

ゴールと相反する世界が見えなくなるほどの、夢中になれるゴール。

さらには、他人どころか、自分でも止められないほど、つい夢中になってしまうほどのゴール。


心から望む真のゴールとは、こういうことです。

こんなゴールに出会うのは、そうそう簡単なことではないかもしれませんが、見つかれば、いやでもすぐに分かります。上記ほどに夢中になれるのですから。


この「出会い」があるかないかが、コーチングの成功の分かれ道です。

これくらいの「強い望み」がないと、ホメオスタシスを乗り越えるだけの強いエネルギーは到底得られませんし、それくらいに、ホメオスタシスは強力かつ、厄介です。


それをもっとシンプルに表現すれば、コーチングがうまくいかない人は、ゴールに対して、「欲しいが全然足りてない」だけなのです。



人間というものは、自分に本当にやりたいことがあると、たとえそれがどんなに途方もないことであっても、また客観的に見てできない理由が山のようにあることであっても、やり遂げてしまうものです。

あなたが本当に達成したいと望むことは、誰が何と言おうと、どのような障害があろうと、いつの間にかごく自然に達成してしまうものなのです。



これは、苫米地英人博士の書籍、「言葉があなたの人生を決める」からの引用です。


苫米地英人博士の書籍、「言葉があなたの人生を決める」
2018年04月14日