現状の外側ゴール設定で最も気をつけるべきこと


現状の外側ゴール設定で最も気をつけるべきこと

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


正しいコーチングでは、ゴールは現状の外側に設定をします。

ゴールとは、「人生や組織における目標、目的地」のことで、現状の外側とは、現在の延長の未来には到底起こり得ない遠く高いゴールのことです。

簡単に言えば、ゴールの達成方法が現時点では、見当もつかないようなゴールです。


コーチングの創始者、故ルータイスは今の自分には大きすぎるようなゴールの世界を想定・イメージするとき、「桁をひとつ上げる」ことをアドバイスしていました。

毎日食べるランチが600円なら、6,000円のランチを食べるゴールの世界の自分をイメージする。今乗っているクルマが200万円なら、2,000万円のクルマを想定する。

会社の売上が1,000万円なら、年商1億円をゴールにするなどです。


身の回りのありとあらゆるものについて、「桁をひとつ上げた」世界を想定してみるのです。



コーチングにおけるゴール設定について、詳しくはこちら



ふと先日、多くのコーチング実践者の方やコーチ仲間、クライアントさんを見ていて気付いたのですが、現状の外側のゴール設定をしている自分に安心している様子が、印象に残りました。

自分にもきちんと、現状の外側という正しいゴール設定ができているのだから、あとは達成を楽しみにしている、という感じです。


現状の外側のゴールというのは、現状の外側の世界という今の自分には見当もつかないような遠く高い水準や生活環境ですから、ゴール設定自体、そう容易ではありません。何せ見えない、もしくは見えにくい世界を想定してゴール設定をするわけですから。

こうなると、ゴール設定すること自体がその人のゴールとなってしまい、ゴール設定がきちんとできた途端、それがその人のゴール達成になり、安心しきってしまうという状態に陥っているようなのです。


もちろん、これでいいはずがありません。

肝心なのは、設定したゴールをきちんと達成することです。

ゴールを設定したら、「ゴール達成」を真剣に考えなくてはなりません。



上記のような人をよく観察していると、ひとつの共通点が浮かび上がってきます。

それは、「現状の外側」という言葉に対する憧れと安心感です。


言い方を変えると、「現状の外側」というセルフトークと、ゴールの世界が現状の外側であることに対する容認、受け入れ、思い込みです。

この危険さが、皆さんには伝わっていますでしょうか。



当たり前のことかもしれませんが、ゴールを設定した時点では、ゴールは現状の外側でもちろん構いません。

それが正しいゴール設定の方法です。


しかし、その次にゴール達成を目指そうとしたときに、私たちが考えるべきことは、「ゴールの世界がどうなっているのか」や、「ゴールの世界にいるはずの自分がどうなっているのか」を明確にしていくことです。

「ゴールの世界の臨場感を高め続ける」ことこそが、正しいゴール達成の方法になります。


ルータイスは言います。

「ビジョンは明確でなくてはならない」と。

ビジョンとは、「現状の外側のゴールを達成した将来に、その人が見ている自分と世界の姿のこと」とコーチングでは定義されています。



ゴールを設定した時点では、ゴールは現状の外側なのですから、ゴールは漠然としたものになりがちですし、明確とか、臨場感豊かにというのは難しくなります。

しかし、それは設定した時点に限ります。


ゴールを設定した後は、そのまま漠然としたままでは、いつになってもゴールの世界の臨場感は高まらず、マインドは決してゴール達成に向かいません。



ここでの非常に重要なポイントとは、ゴールを設定した時点では、ゴールの世界は現状の外側なのですが、ゴール達成に向かう過程・段階では、「ゴールは現状の外側のままであってはならない」ということです。


ゴール達成の基本は、「臨場感」です。

より突き詰めて言うと、「今の自分はすでにゴールを達成している」という感覚が、ゴールの強い臨場感となって潜在意識に刷り込まれ、ゴールの世界がコンフォートゾーンとなり、マインドはゴール達成に向かうことができるのです。


ゴールの世界や、ゴールの世界にいるはずの自分を、「現状の内側へと移行させる作業」こそがコーチングのゴール達成技術、マインドの上手な使い方ということです。


ですから、先の例で言えば、「現状の外側」という言葉に対する憧れと安心感、そして、「現状の外側」というセルフトークがいいのは最初だけで、憧れのままではいけませんし、今すでにゴールを達成している自分という強い臨場感と、そのためには、「ゴールの世界はすでに現状の内側にある」という感覚がとても大切なのです。

一度ゴールを設定したら、「現状の外側」という感覚のままでいたり、「現状の外側」というセルフトークが蔓延しているとしたら、そのマインドセットは変えなくてはなりません。


私たちにとって、ゴールの世界はすでに、「現状の内側」なのです!!



【アファメーション文例】


私はゴール世界の臨場感を維持している。ビジュアライゼーションによって、心の中に望む世界の鮮明な映像を描いている。ゴール世界に浸り切っている。


私には世界を良くし、世界を動かす圧倒的なビジョンが明確に見えている。ビジョンとは、ゴールを達成した将来に、その人が見ている自分と世界の姿のことである。


2019年04月19日