年収はゴールにはならない?!


年収はゴールにはならない?!

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


コーチングにおけるゴール設定において、よくある間違いに、「年収はゴールにはならない」というものがあります。

少し考察してみましょう。



ゴール設定について立ち返ってみると、ゴールとは、人生における目標のことです。自身が真に幸福な人生を送るために必要なことは何かを突き詰めます。人生をかけて成し遂げたいことを、発見していく冒険です。

そのゴール設定にはルールがあって、「現状の外側」であること、「心から成し遂げたいと思うこと」です。現状の外側とは、過去や現在の延長線上には起き得ないこと、達成方法がまるで見えないことです。


「お金持ちになりたい」、「年収を〇〇にしたい」。一見すると、確かに現状の外側のゴールのように思われるかもしれませんが、これらのことを考える人たちは、裕福になって、何かをしたいはずです。

「高級なマンションに住みたい」、「○○を買いたい」、「どこどこへ旅行に行きたい」、「家族を幸せにしたい」などが考えられるでしょう。そう、お金持ちになることそのものが目標ではないのです。お金持ちになって成し遂げたいことがあるという、お金持ちの次があります。

お金は、手段であって、目的ではありません。


ゴールとは、人生をかけて、成し遂げたいことですから、手段や途中経過であるはずのお金や年収はゴールにはなりません。

お金の機能は基本的に、「交換の道具」であり、また、「貯蓄」という側面もあります。

物々交換だけでは不便であった時代から、交換のための便利な道具として、時代とともに発展していったものです。最初は稲であったり、布や貝、塩などの当時の貴重品が、次第に、保存の確実な金・銀・銅に姿を変え、それを両替商が「預かり証(兌換券、だかんけん)」として発行するようになりました。金などは重く、持ち運びが大変だからです。それが紙幣の始まりです。


「成し遂げたいこと」そのものを探すのがゴール設定です。年収をゴールにするのではなく、そのお金で何をしたいのかを、考えていきましょう。


年収は、ゴールではなく、目標とする「コンフォートゾーン(ゴールの世界にいる自分にとって居心地のいい世界、領域のこと)の一部」、もしくは「サブ・ゴール」と考えます。


関連記事:「コーチングを理解しよう STEP4 コンフォート・ゾーン」



また、当たり前のことですが、どんなに年収が多くても、それ以上の支出があれば、生活は破綻してしまいますよね。年収が一億円もあっても、年間に一億二千万円も使い込んでいたら成り立ちません。

「収入 > 支出」という図式が必要です。


お金に関連するゴール設定は、コーチングの場合、「ファイナンスのゴール設定」です。

ファイナンスとは、「財政収支」のことです。収入があって、支出も当然あり、そのバランスを考えることがファイナンスのゴール設定です。

お金の「入」と「出」の両方をコントロールするということです。年収という「入」だけの部分を考えても足りないのです。支出もきちんと考慮に入れてはじめて、豊かな人生が築けます。その意味でも、年収をゴールにするのは不十分です。繰り返しますが、「年収はコンフォートゾーンの一部」、もしくは「サブ・ゴール」なのです。


人生をバランスよく、より豊かで幸福に過ごしていくための目標、それが正しいコーチングであり、ゴール設定です。そう考えれば、「年収がゴールにならない」のは、ご理解頂けると思います。



財政の中身を考えた場合、「資産」という項目を追加すると、より豊かな人生設計ができます。

資産なんて私にはとんでもない、ただでさえ収入を増やすだけでも大変なのにと考える方もいるかもしれません。確かに、今までの人生で資産などというものを考えたことのない人にとっては、いきなり資産などと言われても、突拍子もないことのように聞こえるでしょう。

ただ、それでいいのです。だって、ゴール設定は「現状の外側」なのですから。本人に興味やその意思さえあれば、何の問題もありません。


そうすると、現代の日本での資本主義社会における理想のファイナンスのゴール設定とは、「お金の入と出のコントロール、そして、ある程度の資産形成、それらに伴う活動全般」ということになるでしょう。

数値をゴールの中に入れてもいいでしょうし、漠然とこんな感じ~というのもOKです。現状の外側のゴールですから、明確にしようがありません。漠然とでもいいのです。よく見えないものだから、仮のゴールとして数値を入れてみるという考え方もあり得ます。そこは個人で自由に決めて頂いて構いません。

ただし、年収はゴールにはなりません。支出の考慮が足りないという意味で不十分ですし、手段と目的を混同してはいけないということもあります。

何度も言いますが、「年収はゴールではなく、コンフォートゾーンの一部、サブ・ゴール」です。


こういったことを踏まえて、ファイナンスのゴール設定を考えてみて下さい。きっと、豊かな人生が築けるはずです。


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2017年02月27日