気の作用とは?!


気の作用とは?!

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


ものごとを深く学んでいくと、次第に内容が難解になったり、複雑になったりして、よく分からなくなってしまうことは、どの分野にでもあることだと思います。

そういったときは、基本や初心に立ち返ると、視界が一気に開けるかもしれません。


気功を学ぶとき、最初は自分や相手に、単に気を入れたり流したりということからはじめます。

気を入れたり流したりというのは、どういった意味をもつのでしょうか。

気には、どんな作用があるのでしょうか。

そこの基本がきちんと直感的にでも理解できていると、気功はより確信を持ってできるでしょう。



気とは、「生命エネルギー」です。

より本質的に言えば、気とは「情報」なのですが、生命エネルギーと捉えた方が理解しやすいでしょう。

情報とは、エネルギーそのものです。


そんな生命エネルギーである気が体内に流れたり満ちると、どういった現象が起こるのでしょうか。

気の作用は、中医学の考え方が非常に分かりやすいと思います。


邱紅梅 著 「わかる中医学入門」

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気の作用とは主に下記のようなものがあります。

・推動作用

・温煦作用

・防衛作用

・固摂作用

・気化作用


「推動作用」とは、動かす働きのことです。歩く、走る、話すなどのすべての動作、行動は気の推動作用によるものです。もちろん、血液や体液などの循環、臓腑の生理作用を促すことも含まれます。

「温煦作用」とは、体温を維持する働きのことです。熱を生み出すエネルギーのことですね。

「防衛作用」とは、気は体表を保護し、外界から外邪(中医学では発病素因のこと)の侵入を防ぎます。免疫作用のことを言っています。

「固摂作用」とは、必要以上の漏出や下垂を防ぐことです。汗や尿、精液、帯下(おりもの)などの過剰な排泄を防いだり、内臓が一定位置から下垂しないように作用します。適度に、もしくはあるべき状態にあるものを留(とど)めることです。固摂作用が低下すると、汗がとまらない、頻尿、胃下垂、子宮下垂、脱肛などの症状が現れます。

「気化作用」とは、気には、あるものを別のあるものに変化させる働きのことです。食物が消化されて血液や体液になったり、不要な水分が尿や汗になります。代謝全般のことを言っています。むくみなどは気化作用低下の典型例です。



気には、こういった働きがあると、中医学では考えられています。

ですから、気を入れてあげれば、その患部もしくは体全体に対し、より元気が出たり、血液循環が促されたり、温まったり、免疫が強化されたり、その他の不調・異常などが改善に向かうのです。

中医学による気の作用を知っておくと、気功においても、とても理解が捗(はかど)ると思います。



ちなみに、「気」の正体とは何か、その背後にあるカラクリはどういったものなのかという問いが、皆さんの最も気になるところだと思いますが、これは現代科学でも解明されていません。

中医学においても、気とは、何か力や作用のあるエネルギーのような捉えどころのないものという感覚で、厳密な定義はありません。


気の正体に関しては、苫米地理論(認知科学者の苫米地英人博士)の「超情報場仮説」が最も明快な答えを与えてくれていると思います。

この世(目の前の物理空間)はすべて写像(影)であり、そのもっと根幹に「情報空間」というものが存在する。物理空間の抽象度の高いところに情報空間があって、そのふたつは連続的につながっていると考えるのが超情報場仮説です。

物理も含め、すべての存在は、情報なのです。情報状態の現われが、目の前の現実であり物理空間世界です。


このあたりのことは、「超ひも理論(スーパーストリング理論)」からも非常に得心のいくところです。

超ひも理論によれば、物質を構成する最小単位は、点や粒子ではなく、「ひも(弦)」のようなものだそうです。その「ひも」のようなものの振動状態の違いが、物質や素粒子の違いや種類を生み出していると考えられています。

振動状態の違いとは情報状態の違いと考えると、まさしく、情報が物理を生み出していると言えるのです。



ですから、当然の帰結として、「気」も情報です。生命エネルギーとしての何らかの役割やアルゴリズムをもつ情報です。

その気功によるアルゴリズムが情報空間や体内で発火し、作用し、情報場が書き換わり、物理空間に写像として現れる。その過程こそが、気功が作用するということです。


気功は、情報場において何らかのアルゴリズムを発動させ、情報場を書き換え、結果として内部表現を書き換えます。

苫米地理論において気功とは、「共感覚による内部表現書き換え」です。


今日も最後までブログを読んで頂き、ありがとうございます。

2018年02月07日