「負けず嫌い」は不幸を生む?!


「負けず嫌い」は不幸を生む?!

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


「負けず嫌い」という人がいます。

私自身も、以前はそうでした。

私は、負けず嫌いということに関して、自身を高めるために、自分の成長をより積み重ねるために必要なものと思っていました。


マインドや無意識というのは、自分らしさというセルフイメージを脳内に記憶として持っていて、そのセルフイメージに合致したものは自分にとって重要なものなのでよく視界に入るし、見える。

しかし、セルフイメージに合致していないものはスコトーマ(心理的盲点)に隠れ、見えなくなる。

これは私たち人類すべてに共通する認知のメカニズムです。


私自身は、「負けず嫌いは正しいもの」という思い込みやセルフイメージがあったので、当然、それに合致する事柄や理由はよく視界に入ります。

というよりむしろ、負けず嫌いを後押しする内容のものや事柄はよく見えるが、負けず嫌いのデメリットは見えなくなるのです。

スコトーマの原理であり、認知のカラクリです。



コーチングでは、他人との「比較」の感情や概念は一切用いません。

理由を、コーチングの創始者であるルータイスは、「他人と比較をして、もしくは勝つことで、それがどうしたことか」と言います。

確かにそうで、勝ったとき、一時的にはそれによる優越感を感じることもあるかもしれませんが、その感情が長く続くことはありません。


問題は、他人に勝った負けたという思考や概念を持っていることで、勝ち続ける間はまだしも、人間一生涯勝ち続けることなんてあるはずがないし、負けたときは、悔しくてエフィカシーが下がったり、セルフイメージやセルフトークがネガティブな側に傾いてしまえば、それはコーチングの実践としては致命的なことです。

コーチングのゴール達成の根幹は、エフィカシーを上げることだからです。


もしかしたら、ルータイスには、他にもコーチングの体系に比較の概念を用いなかった理由があったのかもしれませんが、私は今のところ、それを知りません。


こういった事情があって、コーチングに比較の概念は用いません。



負けず嫌いというのは、自分を高めるバネみたいな役割を持つことを否定はしません。

事実、その感情によって自身を高め、成長し、成功を手にしてきた人も、世の中にはたくさんいるはずです。


負けず嫌いがいいか悪いかは、極論を言ってしまえば、その人のゴールや、置かれた環境によって異なるのです。

肝心なのは、本人がそれをどう捉えるかです。


しかし、繰り返しになりますが、コーチングの体系では、比較は一切用いません。

比較をしない、それがアファメーションのルールでもあるのです。



負けず嫌いというのは、時には、ビジネスにおいて致命的な結果をもたらすことを知っておく必要があると思います。

だからと言って、いつも他人や他社に水をあけられてばかりいることを容認しろと言っているわけではありません。

ただ、負けず嫌いは、「相手に負けを与えている」という場合があるということです。


負けず嫌いで、それが同業他社から優位な立場を取れば、それはビジネスにおいては非常に重要なことです。

しかし、そのマインドが乗じて、いつ誰に対しても勝つ、負ける自分が考えられないという次元にまで行ってしまうと、いつ何時、相手に対して負けや負い目を感じさせたり、横柄な態度に結びついてしまうとも限りません。

これは大変危険なことです。

万が一、自分の同僚や仲間、お客様やクライアントに向かって、自分の負けず嫌いな精神がネガティブに働いたり、相手のエフィカシーを落としてしまったり、失礼に当たってしまえば、それは致命的なこととなるのです。



では、どういった視点が大切になってくるのかと言うと、まず、「比較の概念を使わない」というのがコーチングです。

そのうえで、やはり重要なのは、「ゴール」です。

ゴールをきちんと設定して、そのうえで、そのゴールに重要なこと、必要なことを積み重ねていくということに尽きるのです。


ゴールによって、見える世界も、必要なものも、考え方も、積み重ねるべき要素も、すべて変わってきてしまうのです。

ですから、一番重要なのは、その人のゴールなのです。




【アファメーション文例】


私は現状の外側に壮大なゴールを設定し、アファメーション・ビジュアライゼーションをしている。心からワクワクするゴールを、人生の各方面にまんべんなく設定している。


私は、ゴールの世界の自分にふさわしい言葉を使い、ゴールの世界にふさわしいマインドを創り上げている。そうして自分自身にとっての理想的な世界を創造し続け、自身が思い描く最高の人生を満喫している。


私はファンやクライアント、そして(組織の)他の構成員達の立場で考え、彼らの気持ちを深く理解し、彼らが最も喜ぶこと、利益になることを誠実に丁寧に積み重ねていっている。


私は器が大きく懐は深く、相手を自分ごとのように大切にする心を持っている。私は多くの人達に信頼され、人生・ビジネス・人間関係をどんどん発展させていくことができて、嬉しい。


私は人と人とのご縁を大切にし、思いやり、いたわり、感謝、譲る気持ちを大事にしている。そして、人と人とのご縁をつなぐこと、他人に人や仕事を紹介し、新たな関係性を紡いでいくことで、人々や社会に貢献している。そうして多くの人達に喜ばれ、誇らしい。


2019年02月19日