コーチングに最も重要なスキル


コーチングに最も重要なスキル

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


「人が成功をするために最も重要なことは~」みたいな表現は、自己啓発のセミナーや書籍等を見れば、必ず出てきます。

そしてその答えはというと、「あきらめないこと」と書かれています。


コーチングもいわゆる自己啓発な分野というか体系ですが、その「コーチングにおいて最も重要なスキルは?」と問われれば、やはり、「あきらめないこと」ということになるでしょう。

何をあきらめないのかというと、もちろん、「ゴール(達成)」です。


コーチングとは、心から成し遂げたいと自発的に思えることを人生の目標、すなわち「ゴール」として設定して、それをスムーズに達成するための技術、方法論のことです。

それを「マインドの上手な使い方」として展開された体系です。


ゴールをあきらめないことが、コーチングにおいて、最も重要なスキルです。



では、人はどうして、そんなにもあきらめてしまうのでしょうか。

簡単に言ってしまうと、失敗して、心が折れるからでしょう。


失敗していい気分になる人はあまりいないと思いますが、この点において私が厄介だなと感じるのは、「人はネガティブ記憶が残りやすい」という脳の性質があることです。

人は失敗をすることで、それを学習とし、それを糧として次に生かし、次は失敗をしないようにという形で脳は発達・進化しています。

そのようなメカニズムゆえ、人は失敗記憶が特に印象強く残るという性質があります。


その進化の帰結が、現代では皮肉なことに、ゴールをあきらめやすい材料として機能してしまっています。

脳が進化し出した古代の環境と、現代の環境とがあまりにも違い過ぎるのが、その本質的な理由ですが、残りやすい失敗の記憶とは、本来そういったゴールをあきらめるという意味合いで用いられるべきものではありません。

いい悪いは別として、次は失敗しないようにという、「現状維持」のための機能です。



現代という環境においては、失敗に対する解釈を正しく理解していることが、上記のようなことが理由なだけに、非常に重要なスキルとなってきます。


そんな中で、偉大な発明家・起業家として有名なエジソンの名言は、きわめて成功のための本質を突いています。


私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を発見しただけだ。

それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことが分かったんだから、成功なんだよ。

私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。



コーチングにおいても、実は、ゴール設定をした途端、失敗というものは存在しなくなります。

ゴールを設定すると、失敗と呼ばれるものは、そのゴールには必要のないもの、合致しないものという学びに転化するからです。

そして、その経験を積み重ねていくうちに、ゴールに見合わないことはしないようになり、次第に成功に向かうことだけに集中するようになり、確実にゴール達成に向かうことができます。


しかし、多くの人は、失敗に対する解釈がなぜか誤っている。それが誰かの洗脳なのか、恥だという社会通念なのか、非常にネガティブなものとして感じられ、それが積み重なると心が折れる、ゴールをあきらめるという流れになってしまいます。

追い打ちをかけるのが、失敗記憶は特に残りやすいという脳の特性、事実です。


ここはやはり、失敗に対する解釈を改める必要がありますし、またそれでゴールをあきらめるようであっては、そのゴールは自分にとって真にやりたいゴールではなかった可能性もあります。

ゴールというのは、それくらい真剣に向き合うべきもの、人生を豊かにする価値あるものです。



本当の意味での失敗とは、「うまくいかなかったときにあきらめること、ゴールを失うこと」でしょう。

ゴールを失うことほど恐ろしいことは、人の人生においては他にあまりないかもしれません。

人はやはり、何かやるべきことや生きる目的、生きがい等をもって、生きるべくして存在しています。

それが無くなると、本当に人はこの世との縁起を絶たれ、死に向かっていってしまうのです。


ですから、人がこの世につながりを持っていられるのは「生きる存在目的」なのです。

それをコーチングでは「ゴール」というのです。


ゴールをあきらめないことこそが、コーチングにおける最も重要なスキルなのです。

2018年11月11日