他人のエフィカシーを上げて、自身のエフィカシーを上げよ?!


他人のエフィカシーを上げて、自身のエフィカシーを上げよ?!

【コーチングとヒーリングの融合】杉本ワークスの杉本浩章です。


コーチングにおいて最も重要なことは「エフィカシーを上げること」と言われます。

エフィカシーとは、日本語訳としては「自己効力感」などと訳されますが、コーチングにおける定義は決まっていて、「自己のゴールを達成する能力の自己評価」です。

ですから、まず達成すべきゴールが先にあって、それが現状の外側で、かつ、心から成し遂げたいと思うもので、それを私は達成できると確信することがエフィカシーです。


私達は、エフィカシーが高くないと、決してゴールを達成することができません。

コーチングの創始者である故ルータイスの言葉に、以下のようなものがあります。


We behave and act, not in accordance with the truth, but with the truth as we believe it to be. Lou Tice
人間は、本当の真実ではなく、自分が真実だと思い込んでいることに基づいて行動している。

We move toward, and become like, that which we think about.Our present thoughts determine our future. Lou Tice
私たちは、自分が考えるものに向かい、自分が考える人物になる。現在の思考が、未来を決定する。



認知科学者の苫米地英人博士の言葉もご紹介しましょう。


人間というものは、自分に本当にやりたいことがあると、たとえそれがどんなに途方もないことであっても、また客観的に見てできない理由が山のようにあることであっても、やり遂げてしまうものです。

あなたが本当に達成したいと望むことは、誰が何と言おうと、どのような障害があろうと、いつの間にかごく自然に達成してしまうものなのです。



これらの引用文から、私たち人間は、心から望むゴールを設定し、それらが達成できるという強い確信が、ゴール達成に非常に重要なことだと読み取れると思います。


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エフィカシーの上げ方には、実は色々な方法があります。

よく語られることに、セルフトークのコントロールであったり、アファメーションであったり、ビジュアライゼーションなどです。

これらは自分が自分に対して行う「セルフコーチング」と呼ばれるものですが、他人との関わりによって、自身のエフィカシーを上げることもできます。


それは他人を褒めたり、他人のエフィカシーを上げる何らかの言葉を投げかけてあげることです。


凡庸な例になってしまいますが、ある男の子がいて、好きな女の子に、「素敵~、かっこいい」とか言われると、何でもできてしまうような気になってしまう経験は、男子の誰しも想像に難くないと思います。

この男の子がどのようなゴールをもっているかは別にして、明らかに自己評価は高まっています。

自己評価が高まれば、コンフォートゾーンはゴール側にズレます。自己評価なりセルフイメージが、自身にとって居心地のいい空間や領域であるコンフォートゾーンを規定するのですから。



コーチングとは、色々な表現の仕方があると思いますが、ひとつには、「コンフォートゾーンをずらし、ゴール設定やゴール達成をする技術」と言えます。

コンフォートゾーンを変えなくては、人は決して人生を変えることはできません。それが人間の認知のカラクリです。


逆に言うと、コンフォートゾーンを変えさえすれば、人生は必ず変わります。

そして、そのコンフォートゾーンは、他人による言葉によって、実は容易に変化します。

それだけ、言葉に力があるとも言えますし、他人の存在が大きいとも言えます。



もうひとつ重要な点は、他人のエフィカシーを上げることによって、自身のエフィカシーも上がるということです。

他人のエフィカシーを上げ続けると、自分の周りの人達は、少しずつかもしれませんが、エフィカシーの高い人達になっていきますよね。

すなわち、その習慣が、自分をエフィカシーの高い集団の中に身を置くことになります。


周りの人達がエフィカシーの高い人達ばかりになれば、当然のことながら、自分のエフィカシーも高くなります。

人間というのは、一緒にいる人達と同調していくいきものです。

カラクリはどうとかは別として、そういうものです。

コーチの高いエフィカシーがクライアントのエフィカシーを高めるのも、本質的には同調です。


あまり難しいことを考えなくても、エフィカシーの高い集団の使う言葉というのは、やる気であったり、ポジティブなエネルギー、高いエフィカシーに満ち溢れています。

そういう集団の中にいれば、嫌でも自身のエフィカシーは上がります。脳は必ず、その高いエフィカシーに満ちた言葉を聴いては、無意識に蓄積していきます。

そして、それが高いセルフイメージを築く糧となっています。


これが「コレクティブ・エフィカシー(集団的エフィカシー」の威力です。

自分と他人との高いエフィカシー空間を言葉によって創造していき、高いコレクティブ・エフィカシー空間によって、自身のゴール達成を加速させていきましょう。


続く:「自分一人だけエフィカシーを上げても成功しない?!」

2018年03月20日