語学とゴール設定


語学とゴール設定

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


私が26~27歳の頃だったときに、不思議に思っていたことがあります。

英語は中学生から学校で学び初め、そして大学までそこそこ熱心に勉強していたのに、ほとんど英会話ができず、23歳くらいからはじめた韓国語は、難なく話せるのだろうと。

当時は、韓国語が日本語と文の語順が似ているからだくらいに思っていましたが、今になって考えると、その原因がよく理解できます。


原因はゴール設定にありました。



英語を勉強していたときは、「英語で話して外国人と会話したいし、それがかっこいい」がゴールでした。

韓国語を勉強していたときは、「韓国で漢方医で活躍したい」がゴールでした。


両者のゴール設定の違いはきわめて大きな差となって、後に結果として残ります。

英語の場合は、英語を話すこと自体がゴールになっています。韓国語の場合は、韓国語自体はツールでしかなく、韓国語を話すその先の世界がゴールとなっています。


コーチングにおけるゴール設定の最たるところは、いかにゴールが遠くに設定できているか、現状の外側に設定できているかということです。


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マインドのカラクリ上、ゴールは遠ければ遠いほどいいし、遠ければ遠いほどマインドはエネルギーを生み出してくれます。

英語を話すこと自体がゴールの場合と、韓国語をツールとしてしか見ず、その先をゴールとして設定している場合とでは、マインドが生み出すエネルギーに、きわめて大きな差が出てしまうのです。

その生み出されるエネルギーの差が、結果として、語学能力の差となって表れているわけです。



違う例で考えてみましょう。

単純な例ですが、「頭がよくなりたい」というゴール、「東大に入りたい」というゴール、「ノーベル賞をとる」というゴール、このゴール設定の差を比較すれば、どのゴールが最も頭がよくなれるか想像に難くありません。

「頭がよくなる」の中身や定義を吟味すれば、議論の余地はかなりあるでしょうが、簡単な例としてざっくりと考えれば、ノーベル賞をとる頭のよさというのは、半端でないはずです。


もう一つ例を挙げてみます。

外反母趾に悩んでいたとしましょう。

ゴール設定として、ひとつ目は単純に、「外反母趾を治す」がゴールとして考えられます。

実際、これをゴールとして設定すると、あまりうまくいきません。おそらく、ゴールがあまり遠くないので、マインドが治すための強烈なエネルギーを生み出さないのでしょう。

ゴールを達成した世界の臨場感もイマイチです。

これを、「美脚」をゴールとしてみます。すると、「外反母趾よりずっと先を考えていて、いつのまにか外反母趾が解消されていた、脚を大切にしていたので」となります。


腰痛の場合も同じです。「腰痛を治す」をゴールにするのではなく、例えば「肉体美」とかにして理想とする肉体のモデルさんなどの写真を何枚か探し、壁や手帳に貼るとか、腰痛があっては絶対に達成できないようなゴールを設定するのです。



病に悩んでいたときも、「病を治す」がゴールではダメなのです。

脳は臨場感の高い世界を自分のあるべき現実と捉えますから、「病を治す」くらいでは、病を治した先の世界の臨場感があまり高まらないのです。

病を治して、そうした自分がどうありたいかをゴール設定し、その世界の臨場感を高め続けることが重要です。


こうしたゴール設定に関する考え方を学ぶ上で思い出されるのが、「輪ゴム理論」ですね。

輪ゴムは、伸ばせば伸ばすほど、大きな復元力が発揮されますし、そして、縮まるにつれて復元力は弱まっていきます。

コーチングのゴール設定に当てはめて考えてみると、輪ゴムの端と端を、ゴールと現状とに置き換えることができます。

すなわち、ゴールと現状とが離れていればいるほど、そのふたつを結び付けようとする力は強まり、ゴールと現状とが近づけば近づくほど、両者を引き寄せる力は弱まります。

輪ゴムの復元力が、マインドの放つエネルギーの大きさに例えられるわけです。

これが、コーチングにおける輪ゴム理論です。



語学を学ぶ場合、語学を学んだ先にあるものをゴール設定します。

語学自体はゴールではなく、ゴールを達成する上でのツールであって、コンフォートゾーンの一部です。


これはお金に関するゴール設定に似ています。

お金(年収)はゴール達成のためのツールであって、コンフォートゾーンの一部なのです。

お金持ちをゴールにするのではなく、お金持ちになって何がしたいのか、お金持ちになった先を考えるのがお金に関するゴール設定のあるべき姿です。

ですから、年収はゴールにはなりません。コンフォートゾーンの一部、もしくは、サブゴールです。

ここを勘違いすると、ゴールの臨場感を高めることは難しくなります。



最後に、ついで話になりますが、外反母趾を治すにはコツがあります。

外反母趾は、つま先に疲労や筋肉の力みが蓄積し、つま先全体が固まり、生じます。

つま先をゆるめればいいわけです。


ポイントは、歩く際の重心の正常化、修正です。

高岡理論(高岡英夫)に「ウナ」という身体意識があります。

足裏の脛骨(けいこつ)直下点を「ウナ」といいます。脛骨とは、ひざ下にある2本の骨のうちの内側にある太い方の骨のことです。

ウナを、立つ際、歩く際の中心点(重心)として意識すれば、いわゆる「骨で立つ」ことができるようになります。これが人間が構造上というか解剖学上、最も安定的に楽になる立ち方、意識の持ち方になります。

骨で立つことができれば、脚や体全体が余分な筋肉の力みから解放され、筋肉がゆるみ、リラックスし、血液循環が飛躍的に高まります。

つま先はほぐれ、ゆるみ、本来の復元力や自己治癒力が呼び起こされ、外反母趾は解消されていくでしょう。


特に高いヒールで歩く際など、美しい姿勢や歩き方を目指すのであれば、「ウナを意識する」ことが最も効果的です。

2018年03月22日