ファイナンス(財政)のゴール設定


ファイナンスのゴール設定

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


「バランスホイール」という考え方がコーチングにはあります。

より豊かで幸福な人生を考えるうえで、ゴールというのは複数あって然るべきです。人生において、複数のゴールをバランスよく設定するのがバランスホイールです。

ゴールとは、人生における目標、本気で成し遂げたいことです。そして、ホイールとは、もともとはタイヤの内側にある複数の棒状の金属のことを指しますが、ゴールは人生の各方面にバランスよく設定することから、そのようなゴール設定を「バランスホイール」と呼びます。


例えば、職業のゴールをきちんと設定していても、家庭や家族を疎かにしては、決して幸福な人生や生活は送れないでしょう。趣味があって、生きがいがあって、教育も不自由なく受けることができ、それらを存分に満喫できる十分な収入があって、もちろん健康も保つ必要があります。家庭も大事にし、育児や教育にも目を向けます。そうして全体がバランスよくまとまっているからこそ、私たちは真に豊かな人生を過ごすことができます。

人生の各方面にまんべんなくゴールを設定するのが、「バランスホイール」です。


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複数の分野におけるゴール設定を考えるうえで、以下の項目を参考にすると、わかりやすいと思います。


職業
ファイナンス
趣味
健康・美容
生涯学習
生活・住環境
家族・家庭
人間関係
地域活動
社会貢献



この中でひと際、私たちにあまり馴染みがないものと思われるのが、ファイナンス(財政)におけるゴール設定かもしれません。


職業や趣味のゴールというのは比較的わかりやすく、設定しやすいものです。実際、私がクライアントさんにまずはゴール設定をと言ったとき、職業と趣味のゴール設定から促していきます。ゴールの発見に時間がかかる場合もありますが、考えやすいものでしょう。


そして、健康のゴールですが、これは数値化もしにくいですし、漠然としたゴールになってしまいがちですが、イメージが湧きにくいかというと、そうでもないと思います。もちろん数値化できる何かしらの基準があれば、それでも構いません。

「毎日存分に仕事と趣味が堪能できる、自信と体力に満ちた健康状態」というゴールもあり得ますし、「体重○○キロで、美容と健康とスタイルの両立」といったゴールもいいでしょう。漠然としていますが、「真の健康の実現」というのもいいかもしれません。


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その他のゴールに関しても各々が自由に理想のイメージを膨らませ、ゴール設定を楽しむことができます。



ところが、「ファイナンスのゴール設定」というと、なかなかピンとこないかもしれません。

自営業や個人事業主で自身の収入を売上目標などに沿って自由に設定できる立場にあれば、イメージしやすいかもしれませんが、企業に勤める場合は、自分の給料を自分で自由にコントロールすることができません。

さらに、お金に関するゴールというと、ついつい収入ばかりに目がいってしまうのも、ファイナンスのゴール設定を難しくしてしまいます。


ファイナンスのゴール設定とは、「財政全体に関わるゴール設定」です。

それはもちろん収入もありますし、支出も含まれます。理想とする生活にかかる支出があって、それはバランスホイールから、漠然とはしているかもしれませんが、ある程度は推察していくことができるでしょうし、ローンや銀行からの借り入れ、貯蓄といった部分なども必要に応じて考慮にいれていきます。

ゴール設定は「現状の外側に」というルールがコーチングには存在しますから、現状の外側という突飛な内容である以上、ゴールの世界がイメージしづらいのは当たり前ですし、明確にしようがありません。明確にできたら、それは現状の内側のゴールということです。ただ漠然と、こんな感じかな~という具合に設定できれば、それは正しいゴール設定なのです。



収入面に関してですが、まず、多くの人に陥りやすい盲点として、「収入源は一つにするべきではない」ということです。

ひとつの収入源をよりどころにしてしまうと、何かしらの不可抗力でその収入源に大きな打撃を受けてしまった場合、日常生活やその他のゴール達成に多大な悪影響を及ぼしてしまいかねません。

そうでなくても、そのたった一つの収入源を守り通そうと、他の何かを犠牲にしてしまうこともあるかもしれません。「私にはこの収入源しかないけど、この収入を守るためには、会社の意向に絶対背けないし、自分の時間もある程度は犠牲にしたり、上司の言うことを否が応でも聞かないといけない」、こういった状況に苛まれる可能性だってあります。

そんな状況に置かれていれば、人間誰しもストレスを抱えますし、プレッシャーも感じます。今の仕事がどんなに好きであっても、「とは言うものの」という感覚になると思います。


収入源が複数あることは、精神的にかなり救われるものでしょう。

いったいどこから、という考えがよぎるかもしれませんが、バランスホイールにおける複数のゴール設定と、複数の収入源を意識していれば必ず、次第に見えてくるようになります。

土日を活用して何かしらの講義やセミナーを催してもいいでしょうし、自営業や個人事業主、投資家としての株式収入なども考えられます。不動産取引、家賃収入、書籍の出版や音楽の配信によって権利収入・印税を狙うといった方法もあります。現状の外側のゴール設定なのですから、何の問題もありません。

私自身もそうですが、コーチングやヒーリングにおける職業のゴールを設定し、クライアントを見つけて、そちらを収入源のひとつにすることもできます。実業家として、または講演家としての活動も考えられますね。


周りを見渡せば、意外と多くの収入源があることに気づきます。自分はひとつの収入源しかないと思い込んでいると、世界は本当にそのようにしか見えなくなってしまいます。それがマインドの仕組みです。たくさんあるはずと考えるようにしていると、たくさんの可能性が見えてくるのです。



財務諸表(BS/PL)に関する知識があれば、ファイナンスのゴール設定は、より見通しがよいものとなるでしょう。個人や家庭の財政状況に当てはめて考えてみましょう。

BSとは貸借対照表、PLとは損益計算書のことです。


BS=資産管理、財政状態のこと。資産 = 資本(純資産)+ 負債(借入)

PL=収益管理、経営状態のこと。収益(売上)= 費用(コスト)+ 利益


個人や家庭の財政管理というと、多くの人は、収入と支出のみを考えてしまいがちですが、そこに資産という項目を追加することで、収入の幅や可能性はずっと広がりますし、仮にPL(収支)が何かの拍子に悪化することがあったとしても、BS(資産)の項目というか余力があれば、対応することができます。

財務諸表に関する知識はファイナンスのゴールを設定するうえで非常に役立ちます。現代はネット環境が発達し、ある程度のことはお金をかけずに調べたり、知識を身につけることができます。ぜひ、参考にしてみて下さい。



ファイナンスのゴール設定とは、「財政全体に関わるゴール設定」と前述しましたが、現代の日本での資本主義社会における理想的なファイナンスのゴール設定とは、『お金の「入」と「出」のコントロール、そして、ある程度の資産形成、それらに伴う活動全般』と、まとめることができるでしょう。


今日もブログを最後までお読み頂き、ありがとうございます。


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2017年04月09日