セルフトークを侮るなかれ?!


セルフトークを侮るなかれ?!

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


人生を好転させる、もしくは能力開発をしていく、自らの身体をより健康に導くなど、人生に変革をもたらすうえで、コーチングでは多くの知識や技術が展開されています。

ただ、直接的に最も人生に影響を与える、人生を変える力のあるものは何かと問われれば、それは「言葉」の存在と言うべきでしょう。セルフトークのコントロールですね。セルフトークとは、自分自身に語りかける言葉のことです。


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言葉には本当に力がありますし、それは人知を超えた魔術的な力さえあるように感じられるほどです。

魔術という言葉を使うと、オカルトや非科学のように捉えられるかもしれませんが、イギリスの科学解説者、アーサー.C.クラーク(1917~2008)の第三法則、「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。(Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.)」という言葉を聞くと、またちょっと違った感覚を覚えるかもしれません。


新約聖書、ヨハネの福音書の冒頭にも、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」(第1章第1節)と記されています。

「初めに」という表現、口語訳を読むと、その本質をつかみにくいのですが、原典から読み解くと、「この宇宙を構成する万物の根源、根源的原理には、ロゴス(言葉)がありますよ」というのが本来の意味です。

新約聖書自体はイエスの生まれた後に弟子たちが書いたものですが、この思想自体はもっと前(プラトンの時代)からあったもので、2000年以上も前からこの発想があったというのは本当に驚きです。今に始まった考え方ではありません。


古代より信仰されてきた言葉の力。

なせか言葉には宇宙を創造し、そしてまた宇宙を書き換える力をもつものとして知られ、それを現代的に言えば、この宇宙は情報や言葉によってつくられ、定義され、そしてその情報(情報空間)の写像として、我々の目の前に広がっている物理空間が顕在化(けんざいか)し、存在します。

認知科学者の苫米地英人博士の「超情報場仮説」ですね。

それがこの宇宙の秩序というか、カラクリなわけです。



その「言葉」ですが、宇宙が言葉によってつくられているのであれば、人生も言葉によってつくられているというのは、容易に想像のつくことです。

言葉を変えれば人生が変わるのは当然ですし、コーチングの創始者である故ルー・タイスは敬虔なカトリックですから、それを当然知っているわけです。

それが、コーチングの基幹技術であるセルフトークのコントロールに反映されているのでしょう。


言葉の大切さは、いくら強調しても強調し過ぎることはないのですが、私たち日本人には、あまりその言葉に対して、重要性を置いている人は少ないでしょう。

言葉が宇宙や人生をつくっているという実感が、あまりないのです。そんな大げさなというか、バカなとさえ感じるかもしれません。


なぜ、実感がないのかと問われたら、知らないから、学校で教わっていないからというのがその一番の理由でしょう。義務教育で教わるか教わらないかの違いは甚大です。

ですが、もう一つその大きな理由として考えられるのが、言葉は宇宙を書き換えるが、物理空間にそれが顕在化するのに、多くの場合、タイムラグ(時間差)があるからでしょう。

昨日まで成績が振るわなかった子供が、「今日から僕は天才です」などと宣言して、その日から実際に天才なるということはないのと一緒です。顕在化には、ある程度の時間がかかるのです。



よくある例ですが、願い事をたくさん紙に書いておく。そうすると3ヶ月くらいしたら随分と叶っていて、その紙を箱や引き出しなどにしまっておいて忘れた頃、例えば10年後とかに改めてその紙を見てみると、全部叶っていたという話は、ルー・タイスの話にも出てきます。

ルーが子供たちに欲しいものを書かせて、大体は3ヶ月もすると書いたものは家に置かれていて、書かれたものにはなんと「牧場」というのもあり、それはさすがに3ヶ月では叶いませんでしたが、10年後に紙を見たときには、なんと牧場をもっていたという話です。

なんとも夢のようなうらやましいおとぎ話のように聞こえますが、実話ですし、現実に十分あり得ることです。


そう、忘れた頃に叶っていたりするもので、それが言葉の力であり、物理空間顕在化のタイムラグなのです。そのタイムラグのせいで、言葉が宇宙や人生を本当に創造している実感が、私達にはほとんどないのです。

人は忘れる生き物ですし、記憶とはそんなものです。

あまり記憶力が良すぎるのも問題です。そうすると嫌な記憶まで常に覚えていることになり、人生が前向きにならないことでしょう。


苫米地博士が毎年4月に出版している「夢が勝手にかなう手帳」なども、やってみるととても面白いと思います。何年か前に書いた手帳を見直してみると、あら、結構叶っていたという話はよく聞きます。


夢が勝手にかなう手帳


言葉の力を信じ、顕在化までのタイムラグを知り、あとは「待つ」という姿勢が非常に大切です。

それはアファメーションにしても、ゴール設定にしても同様です。


この「待つ」というのが難しい。顕在化までに時間がかかることが多いので、途中で、ゴールや言葉の信仰を放棄したり、あきらめたりしてしまう人が多いこと多いこと。

それだけ、人間というのは待つのが苦手で、つらく苦しい生き物なのかもしれません。

でも、機会やチャンスは、いずれ必ず巡ってきますし、それがゴールをあきらめないことや、セルフトークのコントロールにつながる大切な考え方です。


言葉の神秘と人生の醍醐味を満喫していきましょう!!!

2018年04月17日