頭痛は気を流すな?!


頭痛は気を流すな?!

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


気功の場合、基本的には気を流すことで症状が改善されることが知られています。

どうして気を流すと症状が改善されるかというと、気を流すと血流がよくなり、代謝が活性化され、自己治癒力が高まるからです。


分子生物学的な視点で、それを解説せよと言われたら、それは現代の科学では到底不可能でしょう。

分子レベルでの細胞内の有機結合等をコンピューター上で再現すれば、そのあまりに膨大な数の分子や化学反応の多様さゆえ、現代のスーパーコンピューターをもってしても解析は不可能ですし、細胞一つの解析でも無謀なのに、その細胞が人体には60兆個も存在します。

計算量が爆発し、コンピューターが永遠に計算を続けるか、その過程でバグっておかしくなるかもしれません。

分子生物学とは簡単に言えば、様々な生命現象を分子のレベルで解明しようとする学問です。


もうちょっと視点(抽象度)を上げて、考えてみる必要があります。

気とは、「生命エネルギー」と考えると分かりやすいです。

そして、気である生命エネルギーは、細胞内に意識を向けると、その部分にはなぜか血液を集めたり、血流をよくする作用があります。

中医学では「気血(きけつ)」とはよく言ったもので、気は血を呼び、集めます。

気を流せば、血流はよくなるということです。非常にシンプルです。



治療というのは本質的に、自己治癒力を高めることに尽きます。

生命現象が分子レベルで完全に解明されていない以上、細胞内の何らかの化学反応を薬物等でコントロールして完全治癒を行うことなど到底できませんし、治療と言った場合、最終的には生命の神秘そのものである、あらかじめ我々に用意された自己治癒力や免疫能力に頼らざるを得ません、

自己治癒力を高めるには、代謝を上げるしかありません。そのために血流をよくしたいのですが、気を流すことでそれが可能となるのです。


多くの学問において言えることですが、私達は手っ取り早い結果を得たいとき、それらの過程の完全解明を目指すべきでありません。

そんなことをしていたら、私達の貴重な生命時間がすぐに足りなくなってしまいます。

過程を細かに追い求めるのではなく、使える知恵や技術を素直に使ったり、過去の先人等の経験や恩恵に預かるのです。

気功においても、気を流すと血流がよくなり、自己治癒力が高まると考えて、とりあえず一区切りをつけるのです。



ただ、気を流せば何でもいいというわけではありません。

典型的なのは「頭痛」です。


頭痛のときに気を流すと多くの場合、症状が悪化します。

頭痛が起きるということは、何らかの痛覚を刺激する物質が脳内に生じているはずですが、気を流すとその物質は血流がよくなることによってさらに脳内に広がり、頭痛を助長してしまうと考えられます。

やってみないと分からないことも多いですが、頭痛に気を流してはいけないのです。


カフェイン中毒による頭痛も同様です。

カフェインには、血管を収縮させる作用があります。

ですから、例えばコーヒーを毎日3杯とか飲んでいる人がある日コーヒーを飲まないと、血中から急激にカフェインが減っていき、その分、いつもより血管が急に開きます。

すると、急に開いた血管が脳細胞を刺激し、激しい頭痛に見舞われます。

この状態で気なんか流せば、さらに血管は膨張し、大変なことになります。


気を流すというのは、相手の状況をよく診ながら、経験も大切にし、慎重に行う必要があるのです。

頭痛が起きたら、まずはゆっくりと休むことを考えるべきです。

やむを得ない場合は、市販の頭痛薬を一時的に活用することも選択肢として考えてもいいと思います。



余談ですが、ガンの場合も、患部に気を流してはいけません。

ガンに気を流せば、ガン細胞に生命エネルギーと血流と酸素と栄養を送っているようなものです。

ガンがより進行してしまいます。

もっと違った角度や気功の方法論から、全体的な自己治癒力の向上や免疫力の活性化を考えていかなくてはなりません。

2018年04月30日