創造的逃避(クリエイティブ・アボイダンス)からのメッセージ


創造的逃避(クリエイティブ・アボイダンス)

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


コーチングでは、「創造的逃避」という現象が、度々問題になります。

英語では「Creative Aviodance(クリエイティブ・アボイダンス)」といいます。

コーチングはアメリカから伝わってきた技術なので、創造的逃避という言葉が、後から日本でできたという言うべきですね。



何かをやろうとしたときに、急に他のことが気になったり、やりたくなったりしたことはないでしょうか。

例えば、「部屋の掃除をしなきゃ~」と考え、いざ掃除をしようとしたとき、急に出かけたくなったり、他にやりたかったことを急に思い出したりします。

宿題をしようとして、いざ机に向かうと、テレビを見たくなったり、次の日曜日のことを考えてみたり。

「この仕事をしなきゃ~」と思い、いざ取り組もうとすると、この仕事をしなくていい理由や言い訳をたくさん思いついたり、モチベーションが急に低下したり、体調が悪くなったり、家に帰りたくなったりします。


人間は、「しなければならない」と考えていることを無理にやろうとすると、それを避けようとする無意識の反応や行動が起こります。いわば、無意識の拒否反応です。

これを、「創造的逃避(クリエイティブ・アボイダンス)」といいます。

避けようとして、創造力豊かに言い訳や逃避行動が思いつくので、このような名前がついています。


言い訳や逃避行動がクリエイティブというのは、不思議というか、複雑な気がしますよね。

本当なら、成功したり、高い成果を生み出すために、創造力をフルに活用したいところなのですが、その逆の方向に創造性が発揮されてしまうわけです。



どうしてこのような現象が起きてしまうのかというと、無意識(潜在意識)が、しなければならないことをやることを望んではいない、もしくは、しなければならないことをやることによって生じる結果を無意識は望んでいないからです。


人は、「しなければならない」と思うことは、やりたくないのです。

自身にとって本当に必要なことや、やりたいことは、「しなければ」とは考えませんし、心から本当にやりたいことであれば、自らどんどん進んでやってしまうものです。

やりたいと思えることに、「モチベーションが~」などとは考えませんよね。


私たちのマインドは、セルフイメージに合致する、言い換えれば、コンフォートゾーンの内側に自分を収めるために必要なエネルギーのみを、自動的に生み出すようにできています。

厳密には、こうしたマインドの働きの部分をコーチング用語で、「創造的無意識」といいます。


マインドは、「コンフォートゾーンの内側に身を置くために必要な分」しか、エネルギーを生み出さないのです。

セルフイメージに合致することであれば、自然にエネルギーやモチベーションは生じるので、私たちは「やりたい」と感じるのです。

しかし、セルフイメージに合致しないことは、無意識はそれを避けようとします。それが創造的逃避です。


「しなければならない」と思うことは、理性や常識、他人からの命令や強制、恐怖、強迫観念などによって、表層意識(顕在意識)がそう考えているだけで、潜在意識は望んではいません。それが、「しなければ」という感情の裏に隠されたマインドの働きです。

潜在意識が望んでいること、セルフイメージに合致することは、私たちは「やりたい」と感じ、自ら進んで行動を起こし、高いパフォーマンスを発揮することができるのです。

逆に、「しなければ」という感情の下では、極端に能率が悪くなったり、モチベーションやパフォーマンスが低下します。



「しなければならない」と思うことに無理をして取り組んでいると、高いパフォーマンスを発揮することができずに、ズルズルダラダラと過ごすようになってしまいます。

そして、ここが一番問題なのですが、しなければならないことを無理して続けていると、「エフィカシーが下がってしまう」のです。


コーチングにおけるゴール達成において、最も重要なのは「エフィカシーを上げること」です。

エフィカシーとは、「ゴールを達成する自己能力の自己評価」のことです。エフィカシーが高いと、人は成功します。

ゴールの世界に高い臨場感を感じ、ゴール達成への確信が上がることで、私たちはゴールを達成することができます。「自分はできるんだ」と強く感じることができますが、それは高いエフィカシーによって、セルフイメージが上がるからです。

エフィカシーが低いと、ゴールは絶対に達成できませんし、ゴールの世界のあるべき自分にふさわしいセルフイメージを構築できません。


やりたくないことを無理してやっていると、必ず、エフィカシーが下がります。

「自分はこれをしなくてはいけないんだ」と無意識に自分の脳に語りかけ、ネガティブな感情が湧き起こり、自身の能力に対する自己評価が知らず知らずのうちに落ちてしまうのです。

ネガティブな感情とセルフトークが脳内に蔓延し、ゴール世界の臨場感が極端に下がってしまいます。

結果として、ゴール達成が遠のくのです。


ですから、エフィカシーやゴール世界の臨場感、セルフイメージを守り、高めていくためには、日常の行いをすべて、「やりたいこと、心から望むこと」に変えていく必要があります。

最初からは難しいかもしれませんが、ゴールを設定し、そうした日常生活が送っていけるように、自分自身を導いていくのです。

それが、ゴール達成の秘訣です。


今日もブログを最後までお読み頂き、ありがとうございます。



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2017年05月26日