自身の限界を決めるのは〇〇でしかない!


自身の限界を決めるのは〇〇でしかない!

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


コーチングの中身のひとつの表現方法として、「ゴール設定」と「ゴール達成」の技術と言えます。

さて、それではそのふたつに共通する秘訣とは何でしょうか。



恐らくそれは、「見えること」でしょう。

ゴールを設定するにも、自分が本当にやりたいことが見えなくてはどうしようもありません。

ゴールを達成するにも、達成方法が見えなくてはどうしようもありません。


いくらやる気がある、いくら能力や知識がある、どれだけ行動力がある、どれだけ利他的で貢献性がある、人格性がある、いくらお金を持っている、仮にそうであったとしても、やりたいことが見つからなければ、そしてやりたいことが見つかっても、その達成方法が見えなくては、どうにもならないのです。

ですから、本質的に、両者とも「見ること」が重要です。


コーチングでそのことを、「スコトーマ(心理的盲点)を外す」といいます。

今までの自分では見えていなかった世界、本当は眼下に広がっているはずなのに、それがマインドの使い方が上手ではなかったせいで見えなかった盲点、そのスコトーマをどう外すかが問われます。


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逆に言うと、見えてしまえばいいのです。

ゴールの世界も、その世界の達成方法も、見えてしまえばいいのです。


そして、ここがコーチングにおいてきわめて重要なポイントですが、ゴールの達成方法に関しては、「心配しなくていい」が、その秘訣です。

コーチングの創始者である故ルー・タイスの言葉を借りれば、「Invent on the Way」、私達はやり方を発明していける能力、その天才性を生まれながらにして備えているのです。

脳には指向性があって、ゴールを設定すると、脳はそれを達成しようとクリエイティブになります。

要するに、ゴールを設定すると達成方法は勝手に見えてくるものなのです。人間の壮大な能力、神秘のひとつですね。


方法が見えないと、私達はつい不安になりがちです。早く見えないものかと焦ってしまいます。

そして、達成方法が見える方法を求めて、何とかしよう、努力をしようとします。

ですが、ルー・タイスはそれが不要と言っているのです。

方法は、ゴールを設定すると、後から勝手に見えてくるものなのです。


そうした脳や心の働きをコーチング用語で、「目的的志向(Teleological:テレオロジカル)」と表現します。


コーチングでは、「ゴールが先、方法は後から」と言われる所以です。



とすると、見えるべきものは、達成方法は後から勝手に見えてくるので、「ゴールそのものさえ見えればよい」ということになります。

ゴールさえ見えれば、見つかればいいのです。

ゴールが見えると、ゴールは達成できるのです。


ルー・タイスとともにコーチングの体系を確立した認知科学者の苫米地英人博士も以下のように言います。


「人間というものは、自分に本当にやりたいことがあると、たとえそれがどんなに途方もないことであっても、また客観的に見てできない理由が山のようにあることであっても、やり遂げてしまうものです。

あなたが本当に達成したいと望むことは、誰が何と言おうと、どのような障害があろうと、いつの間にかごく自然に達成してしまうものなのです」



ここから、論理的帰結として、次のようにも言えるはずです。


『想像力の限界が、私達の人生の限界』


見えれば達成できる。見えなければ、達成しようもないということです。

私達の人生の限界を決めているのは、自身の想像力に他ならないのです。

すべてを決めているのは、他ならぬ自分自身の思考、言葉、マインドであって、それが自身の限界を決定してしまいます。



そうすると、「いかにしてゴールが見えるようになるのか」が、コーチングにおける最も重要なポイントです。

それは、「エフィカシー(自己能力の自己評価)を上げること」です。

エフィカシーが上がると、セルフイメージやコンフォートゾーンが高まります。


私達の認知のカラクリとして、私達はコンフォートゾーンの内側の世界しか見えません。

コンフォートゾーンとは、自分(の無意識)にとって居心地のよい空間や領域のことですが、言い換えると、今までの自分にとって重要なものの集まり、自身の心の中で評価の高いものによって組み上げられた世界観です。

私達は、その世界観(コンフォートゾーン)に合致したものしか見えないように、認知ができあがっています。


ですから、壮大なゴールを設定したくば、コンフォートゾーンを高める、広げるしかありません。私達は、コンフォートゾーンの内側世界しか見えないのですから。

そのために、「エフィカシーを上げる」必要がどうしてもあるのです。

『ゴールの見える範囲が、エフィカシーの高さに思いっきり影響される』のです。

これが、「見える」ようになる大前提です。


エフィカシーを高めるしかありません。成功するためには、高いエフィカシーが絶対に必要です。



そのうえで、よりゴールが見えやすくなる秘訣をひとつ。

「ランダム性」を利用することです。


偉大な数学者であるクルト・ゲーデル(1906~1978)やグレゴリー・チャイティン(1947~)によって、この世界はあらゆる系に証明不可能なランダム性が存在することが証明されています。

簡単に言うと、完全なものはこの世に何ひとつ存在しないし、ある程度の予測は論理学や数学、哲学、言語や数式によって予測は可能だが、それも完全完璧ではないということです。

どのような事象も、必ず、ランダム性が介在するということです。

要するに、未来は誰にも分からないのです。


そのランダム性を大いに活用して、新たなゴールに出会いたいのです。


やるべきことは単純です。

「エフィカシーを高めながら、どんどん出歩く、どんどん人に会う」ことです。

そのランダムな行動によって、ランダムな出会いがたくさんあって、その中でランダムな発見も必ず、たくさんあります。

ランダムを活用すればするほど、思いもよらないゴールとの出会いや発見ができる確率が上がります。

行動力の高い人が成功する確率が高くなるのは、ここからも分かります。


日々、素晴らしい人達にどんどん会い、接し、そして今までの自分には無かった新たな世界観を満喫してください。

楽しいですし、刺激に満ち溢れ、スコトーマも外れやすくなるはずです。




「スコトーマがあると、見たいものだけを見させ、聞きたいものだけを聞かせ、考えたいことだけを考えさせます。一つの意見・信念・態度に縛られると、自分の信じることと矛盾するものに対してスコトーマを築きます。ものを見るときに先入観にとらわれ、何をするにも習慣にとらわれます」

ルー・タイス


2018年05月18日