稼ぐ力の高め方


稼ぐ力の高め方

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


日本は資本主義社会なので、何をするにもお金がかかります。

無料のコンテンツやサービス、インターネットの普及で、お金をかけなくてもできることが昔よりだいぶ増えましたが、それでもやはり、生活するにはお金がどうしてもかかりますし、何かをやりたい、何かが欲しいという場合も同様です。学びを深める、教育を受ける、本を買いたい、皆同様にお金がかかります。

日本という社会で暮らしている以上、お金のことを一切考えずに生きることなど不可能です。



たまに、「稼ぐことは汚いこと」と考える人がいますが、幻想ですし、経済を分かっていないと言わざるを得ません。

経済とは、需要と供給によって成り立っています。

売り手がいて、その売り手のサービスを求める消費者がいて、そのバランスの下で、経済がまわり、成り立ちます。アダム・スミスの国富論に出てくる「見えざる手」が機能をしはじめます。


誰かが商品やサービスを求め、お金を使い、それによって売り手である供給者に売上や利益が生じ、所得が得られます。そしてまた、その供給者が他のところで誰かの商品やサービスを購入し、消費者となります。

この循環というか、流れが経済です。

お金は循環するから機能するのです。循環を止めてしまえば、経済が立ち行かなくなり、疲弊していき、まわりまわって皆が豊かさを失っていってしまうのです。

これは資本主義経済の後退を意味します。

ですから、望む生活を手にしたいし、皆がより豊かさを手にしていきたいといったとき、お金は使わなくてはなりませんし、循環させなくてはなりません。


目的のない貯金などがあれば、それは問題です。

貯金が悪いと言っているのではありません。

何か目的があって、そのための貯金はもちろんよいです。

何かを買うための貯金、将来の投資のための貯金、今後の生活の備えのために必要な貯金などはもちろんやった方がいいでしょう。

目的や意味のない貯金は経済に良くないと言っているだけです。


こういった背景のもとで、稼ぐことのどこがいけないのでしょうか。汚いのでしょうか。

目標があって、そのためにどんどんお金を稼ぎ、そしてその目標達成のためにお金を使うことで経済がまわり、人々や社会が潤うのです。



そうしたとき、「稼ぐ力」をぜひ身につけたいと考える人は多いと思います。

どうしたら、「稼ぐ力」を高めることができるのでしょうか。


ここで多くの人は、「稼ぐ方法」にばかり、意識を向けてしまいがちです。

結論から言うと、これは間違いです。

どうして間違いかと言うと、いくら方法を考えても、その方法をよりクリエイティブに利用したり、方法論を活用し・行動するという大いなるモチベーションや目的がなければ、人はその方法を持ったとしても、宝の持ち腐れになってしまうからです。


方法論は、無意識の力によって「後から自然に見えてくる」がコーチングの大切な考え方です。

コーチングの創始者であるルータイスの言葉を借りれば、「Invent on the Way」なのです。



実は、我々が稼ぐ力を身につけたいとなったとき、やるべきことはきわめて単純なのです。

「何にお金を使いたいか、突き詰めること」なのです。

コーチング的に言えば、「ゴール設定」です。

お金を稼ぐことによって、そのお金で、何をしたいかをゴール設定するのです。


もし、稼ぐ力が自分にはないと感じていたら、それは、稼いだお金によって真にしたいことが何かが突き詰められていないのです。

要するに、「欲しいが足りない」だけなのです。


本当にやりたいことがあって、そのためにお金がどうしても必要で、そういった状況になれば、我々は稼ぐしかありません。

稼ぐしかないという状況に陥ったときにはじめて、マインドは慌ててエネルギーを生み出し、クリエイティブ性を発揮し、稼ぐための方法論を自然に求めたり、見出したりするようになります。稼ぐための行動力、モチベーションが喚起されます。

ゴールが先、方法は後なのです。



稼ぐしかないという状況は、ゴールが達成された理想世界と、そのゴールが達成されていない現実世界とのギャップや距離感が大きいのが、その認知科学的本質です。


大事なのは「ギャップ」です。

理想(ゴール)と現実が遠く離れていればいるほど、コーチング的には正解ですし、マインドがエネルギーを生み出しやすい状況です。


ギャップが大きいと、無意識は不快感を生じます。ゴールがあって、それが達成されていない現実があって、それによる不満ということです。

これをコーチング用語で、「認知的不協和」といいます。


人は、認知的不協和がなければ、大きな成長は望めません。

成長したいとなれば、「大いなる認知的不協和」を意図的につくるしかないのです。

すなわち、遠くて高いゴールです。

それを「現状の外側のゴール」とコーチングでは表現します。



大いなる稼ぐ力を身につけたくば、大いなるお金の使い道を見つける必要があります。

それが稼ぐ力を身につける、本当の方法です。


集中すべきことは、稼ぐことではありません。お金の「使い道」の方だったのです。

稼ぎたいと言いながら、稼いでいない人は、真に稼ぐ理由がないだけです。


経済をまわし、社会に貢献し、そして自分自身がやりたいことをやるうえで、お金はどんどん稼ぎ、使うべきです。

もちろん、財政全体の視点で、黒字になるようにしながらです。



人は、「他人に与える」ことによって、魅力を生じるように、なぜかできあがっている存在です。

お金を稼ぎ、使うことが、他人に仕事を任せたり、依頼したり、商品やサービスを購入消費したりすることが、相手に役割や存在意義、豊かさを与えていることに、我々はもっと注目してよいと思います。

2018年05月31日