利己のゴールも大切?!


利己のゴールも大切?!

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


前回のブログでは、影響力を持つためには、「社会性のきわめて高いゴールを設定すること」の重要性について書きました。

自身が大いなる影響力を持つためには、人々が共感したり、メリットを感じるものを発信しなければなりません。そうでないと、その人の言うことに、誰も見向きもしないからです。


人々が共感したり求めるようなこと、人々の心をつき動かすようなビジョンを持っていれば、人々は興味や関心を抱き、その人の周りに次第に人々が集まってくるわけです。

影響力とは、そういうことです。


すなわち、利他な心をもち、人徳を積み重ね、それが影響力となって、その人に力や魅力を与えます。

ですから、「社会性のきわめて高いゴールを設定すること」が重要なのです。



しかし、コーチングでは利己のゴールも設定します。

その筆頭に来るのが、「趣味」のゴール設定でしょう。


趣味のゴールとは、利己的であり、自己満足であり、自分以外の他の誰の役にも立たないようなゴールのことです。

例えば、「高級腕時計コレクション」などというのは、その典型でしょう。

腕時計ほど、価格帯の幅広い商品というのも、そう多くはないと思います。

時計とは本来、時間を見るためのものなので、今の時代、スマフォでだって時間は確認できる時代ですし、単に時間を知りたいというだけなら、腕時計は必要ないと言えるでしょう。買ったとしても、数千円のもので十分です。


しかし、本当に高価な腕時計の場合、数十万円から数千万円のものまで存在します。この価格帯となると、何でそんなに高いのかちょっと見るだけでは意味が分からず、驚きですよね。

もはやこのレベルになると、時間を知るという機能価値(使用価値)という意味合いだけで購入する人は皆無でしょう。

もう純粋に、ただ欲しいということ。理由は人それぞれでしょうが、かっこいいからとか、お洒落だから、美しいから、内部のムーブメントに心惹かれるなどというのがあるでしょう。



オーディオの趣味にハマったことのある人もいるかもしれません。

この世界なども、価格帯の幅の広さと言ったら、凄まじいものがあります。

私もオーディオの趣味が長いのですが、経験上、大体の目安として、ひとつの筐体につき100万円くらいまでは音質と価格が比例関係にあります。

それ以上になると、段々と価格差のわりに性能差というのは少なくなってきます。どちらかというと、このレベルでは音質の良さの差というより、メーカーや音作りの差という感じです。


そんなオーディオですが、お金をかける人はガンガンかけますし、音質の違いを楽しむために平気で数百万円のお金を注ぎ込みます。

中には、音質を確認せず、メーカーや筐体のデザインだけを見て数百万円級のものをスッと購入してしまう人でさえいます。

もう本当に、自己満そのものです。自分以外の誰の役にも立たないし、家族がそれを見たら、白い目で見られるかもしれません。



しかし、コーチングは、「ゴールはできるだけ遠くに」が基本ですから、それで何の問題もありませんし、むしろ、もっともっと突き進んで、きわめていってほしいくらいの勢いです。

なぜ、それでいいのかというと、貴重な人生を存分に謳歌し、楽しむためのスキルであり技術がコーチングだからです。


煩悩は、より大きい方がいいのです。

より大きな煩悩がないと、人はやることが少なくなったり、現状維持に徹してしまって、健康でやる気や活力に満ちた人生や生活を失ってしまい、返って周りの人や家族に迷惑をかけることにもなりかねません。

ですから、趣味をはじめ、利己のゴールというのは必要ですし、突き進むべきなのです。


重要なことは、「利己のゴール」と「利他のゴール」の両方をバランスよく持つことです。

それさえできていれば、社会性を保ったマインドはきちんと育ちますし、利己のゴールが他人に大いに迷惑をかけるということには、なりにくくなります。

利己の大きなゴールを目指し、人生を充分に謳歌しながら、社会の中で活躍していくこともできるでしょう。

2018年11月21日