人に頼ることは恥ずかしいことではない


人に頼ることは恥ずかしいことではない

【コーチングで世界を創造する】杉本ワークスの杉本浩章です。


私は20代の頃は特にそうだったのですが、人に頼ることがとても嫌いでした。

人に頼ることは自分が一人では何もできないということを認めること、半人前の自分であることへの悔しさを感じてしまうからです。

だから当時の私は、何でも自分1人でやろうとしていました。

例えば、韓国で漢方薬を勉強したかったので、韓国語を独学で勉強する(後に独学の限界を感じて韓国語教室へ行く)、実家の割烹料理屋のホームページサイトを自分でhtmlやcssを勉強してつくる、分からないことはすぐに人に聞かないで自分で調べる、お金の稼ぎ方や会社の立ち上げ方・経済や心理を独学でやる、などなど、挙げたらキリがないのですが、とにかく自分1人でやりたいのです。


今にして思えば、矛盾だし、明らかな成功への遠回りだったと感じています。

韓国語を独学で学ぶにしたって、自分一人で家で本でとか言いながら、書籍の知識や著者の成果に頼っているわけです。これって、人に頼っていますよね。

独学をウィキペディアで調べると、「独学(どくがく、autodidacticism)とは、学ぶにあたって、先達者の指導を仰ぐことなく独力で目標をたてて習熟しようとする学習方法、能力開発の方法である」と書かれていますが、よくよく考えたら、独学など不可能ですよね。

書籍やネットを見ただけで、すでに先達者の知識や指導を間接的ではありますが、受けているのです。

本当の意味で、自分一人で学ぶことなど、不可能なのではないでしょうか。



人に頼るというのは、相手に迷惑や負担がかからないのであれば、どんどんやるべきだと思っています。

通常、資本主義社会の中で「頼る」ということになれば、何らかの対価やお金を支払い、能力や知識などを分け与えてもらいます。物々交換の延長なのですが、これは経済という点でとても合理的ですよね。

経済は回さなくてはなりません。経済は生き物のように、循環させることが肝です。だからお金もどんどん回さなければ、水の循環が滞って腐るかのように、腐敗・衰退していきます。

人に頼って経済を回すというのは、恥でも何でもなく、むしろ進んでやっていくべきものです。


無論、人に頼るというのは、経済やお金が絡むことだけではないことは言うまでもありません。

家族同士、友人や仲間同士、恋人同士など、助け合ったり、頼ったりします。

過度の負担や頼りはよくないでしょうが、適度なそれは人間関係をより豊かにしていく上で必要です。それは相手に対し、信頼や存在の尊重を与えているからです。

そう、「適度な頼り」は、相手に対し、「自己重要感」なるものを与えているのです。最も相手の心を満たすもののひとつを与えているのです。


こう考えていくと、頼ることは適度なバランスの考慮はすべきですが、どんどんやるべきものなのではないでしょうか。



他人の助力は、自身の成功への圧倒的な近道です。

人間は認知のカラクリ、スコトーマ(心理的盲点)の原理上、自身を現状維持するもの以外は、なかなか見えません。


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ですから、ひとりで何でもやろうとすると、どんどん独りよがりな世界に落ち込み、視野が狭くなり、世間一般に言われる「頭が固い」という症状に陥ります。

我々は、人と多く接し、そして色々な考え方や方法論等に触れるからこそ大きな学びとなり、世界が広がり、成長していけるのです。脳が活性化していくのです。


よく、年を取ると頭が固くなると言われますが、年を取るからではありません。年を重ねても豊かで幅広く活躍される方は大勢いらっしゃいます。

年のせいではありません。学び続ける姿勢、学習の効果が続いているかどうかの差なのです。


成功は絶対に、他人と自分との豊かな人間関係・関わり合いの中で生まれるという、当たり前の帰結にたどりつきます。

他人と関わることで、自分一人であったら何年何十年もかかってしまうような境地にも、一瞬もしくは短時間で達することだってできます。それが人間関係の醍醐味です。



私のアファメーションには、こんなものがあります。


「私は日々、なるべく多くの人達に接している。そうして私は日々成長・進化し、磨かれていく」


このアファメーションは、成功へのひとつの奥義だと思っています。

保険外交の伝説の人で知られるフランク・ベドガーも著書の中で、営業や保険外交において最も大切なことのひとつに、多くの人に会い続けることだと言っています。


日々、多くの人に接し、そして、どんどん人に頼る。これは本当に大切なことだと、私は声を大にして伝えたいです。


フランク・ベドガー 著 私はどうして販売外交に成功したか

フランク・ベドガー 著 私はどうして販売外交に成功したか

2018年06月27日