自己啓発を安易に考える人の特徴


自己啓発を安易に考える人の特徴

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


自己啓発とか、人生を豊かにするための何らかのスキルや技術といった類のものを、あまり重要視しない人も世の中にはたくさんいます。

もちろん人によって、自分の人生に何が大切なのかの重要度や優先順位というものは、違って当然なのですが、「自己啓発」という言葉にやたら拒否感を示す、自分磨きに全く重きを置かないというのも、いささか問題というか、もったいない気が僕はします。


確かに世の中には、怪しげな霊感商法的なものもたくさんあり、そういった類のものに嫌な思いをした経験があったりすれば、自己啓発的な世界に嫌気がさしたり、拒否感が生じてしまう可能性は否めません。

ですが、だからといって世の自己啓発のすべてが、怪しげで効果のないものばかりかといったら、それは違います。

きちんと正しく学べば、素晴らしい教えもたくさんあるのです。



ただ、自己啓発に対してあまり積極的に学びを見出さない人の特徴というのも、じつはあって、それをちょっと頭の隅にでも入れておくと、今後の人生の豊かさに非常によい糧となる可能性があります。


その人たちの特徴を一言で言ってしまうと、「あまりにも結果をすぐに求める」という傾向があります。

コーチング的な例でひとつ挙げると、たとえば「アファメーションを書いて毎日きちんと読んでいるのに、人生や年収が全く変わらない」などというものです。

このパターンの原因を掘り下げると、「アファメーションはきちんと読んでいるかもしれませんが、セルフトークが全然よくない」か、「アファメーションを読み始めてまだ数ヶ月なのに結果をすぐに求めすぎる」の大体どちらかのパターンです。


ちょっと考えれば分かることですが、アファメーションで「私は毎日豊かで幸せです」などと書いて、毎朝きちんと読んでいても、そのあと例えば友人とのメールのやりとりで、「毎日嫌なことばかりたくさんあって嫌だわ~、ホントに大変」などと愚痴をこぼしていたら、潜在意識はアファメーションとそのネガティブなセルフトークの両方をきちんと聞いていますから、一撃でアファメーションの効果など吹っ飛んでしまいます。


愚痴をこぼす人というのは、愚痴を言うのが習慣というか癖みたいな人が大半です。そういう人は、日常のセルフトークのほとんどがネガティブですから、潜在意識は毎日たっぷりネガティブトークを聞かされているわけです。

こういう人がアファメーションを読んで効果が出ないのは、当たり前すぎる話なのです。超高性能テープレコーダーのような働きを持つ潜在意識の身にもなって考えてみれば、ネガティブトークを毎日たっぷり聞かされて、彼ら(潜在意識)は堪(たま)りませんという気になってはこないでしょうか。



また、アファメーションをたった数ヶ月読んで、人生が劇的に変わるのを期待し過ぎるのも問題です。

例えば、バスケットボール未経験の高校生があるときバスケットボールに目覚めて、アファメーションを毎日読んで数ヶ月で、インターハイ出場優秀選手になれるかといったら、誰でもそれは相当に困難であろうことは容易に想像がつきます。

幼いときからバスケットボールが好きであったり、中学生のときからコツコツ練習を重ねている人がいて、そこに全く未経験の高校生がアファメーションを数ヶ月読んで勝てるといったら、それは詐欺か霊感商法です。


ある実業家が起業をして、それを大企業まで成長させるには、何年何十年もの月日がかかります。

資産や資本を一歩一歩増やしていって、成功と失敗を繰り返して、偉大な資産家になるのにだって、生涯をかけた長い年月の蓄積が必要です。

プロのスポーツ選手達が、その道で一流と言われるまでに、見えないところでどれだけの練習と努力を積み重ね、モチベーションを自ら高いゴールを設定して高め続けてきたのかと考えると、尊敬の念を抱かざるを得ません。


こういったその道の成功者たちの成功への道のり、その過程であっただろう幾多の挫折、それをまったく無視して飛び越えて、アファメーションを読んだら「はい、すぐ成功しました」というのはあまりに不公平ではないでしょうか。



ここの勘所をそっと頭の隅にでも置いておきながら、マインドの働きをじっくりと真剣に学び、実践を繰り返し、積み重ねていけば、あるとき、とても大きな実りがあるものです。

それがコーチングなのです。


もちろんそのスタートが「ゴール設定」であることは、いつもお伝えしているとおりです。

2019年08月13日