引越をして財政が落ち込む人の特徴


引越をして財政が落ち込む人の特徴

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


皆さんの周り、もしくは自身の過去において、引越しをして、その後徐々に、または急激に財政がひっ迫し、家賃が安い等の場所へ引越しし直しを余儀なくされたという事柄を経験したことはないでしょうか。

仕事に熱心に取り組み、金銭に余裕が出てきて、満を持して新しく、そしてより素晴らしい場所にせっかく引越しができたのに、その後の状況が思わしくなく、努力を怠ったとか、仕事量を減らしたとか、そういった節はないのに、にもかかわらず、なぜか財政が悪くなってしまったというパターンです。


マインドの視点から考えてみましょう。



本人の自覚がなく、そして社会的な情勢が特に変化もなく、なのになぜか引越しをして財政がひっ迫してしまったということは、何か、自身では気づかなくても、マインドに大きな変化が訪れているはずです。

身の回りの状況や環境というのは、自らのマインドによって、より正確に言えば、「セルフイメージ」によって築かれているからです。


認知科学で言えば、「内部表現(ないぶひょうげん)」というやつです。

セルフイメージないし、内部表現こそが、人生や身の回りの環境を構築していると、コーチングでは考えられています。


一体どんな「マインドの変化」が訪れているのでしょうか。

一体どんな、財政が悪くなってしまうようなマインドが、いつのまにか、構築されてしまっているのでしょうか。



この説明の前に、ちょっとだけ、財布とマインドの関係について例を挙げます。

何かしらの書籍等で、「ある程度のお金は財布に入れておいた方がよい」とか、「財布にお金を入れておくと、更なるお金を引き寄せる」、「空っぽの財布は金運を逃がす」的な記述を目にしたことはないでしょうか。


私は、これは真実だと思っています。オカルトでも非科学でもありません。


財布にある程度のお金が入っている場合と、財布が空っぽの状態での、自身のセルフトークの違いを想像してみてください。

お金が入っていれば、個人差はあれど、「お金あるね、大丈夫ね」みたいな肯定的な脳内会話が無意識に発せられているのではないでしょうか。


そして一方で、財布が空っぽの場合です。

財布を開くたびに、「お金ないな~」のようなネガティブな表現にセルフトークは変貌をします。


この差は、マインドにとって非常に大きな違いとなります。

セルフイメージというのは、多くは、セルフトークによって形成されます。

セルフイメージとは、脳内に記憶として保存された自分らしさという基準、自分像のことです。セルフトークとは、自らの潜在意識に語りかけられた言葉のことで、独り言とか脳内会話が多くを占めます。



セルフトークの積み重ねというのは、非常に強く人生やマインドに影響を及ぼします。

上記の財布の例で言えば、少々大袈裟かもしれませんが、10年間きちんと財布を満たし、自身の脳や潜在意識に「私はお金が充分にある」と語りかけ続けた場合と、10年間財布の中がほとんど空っぽで、脳に「お金入ってないな~」などと語りかけ続けた場合とで比較をしたら、その影響力の差が計り知れないことは、容易に想像がつくのではないでしょうか。


この差が、人生を大きく左右すると言って過言ではないでしょう。

財布の状態が人生を大きく変えてしまうのは事実なのです。それは本質的にセルフトークの差であり、それによって形成されるマインドの違いということになります。



「お金は、財布を空っぽにしている人間には近寄らない」のような記述は、古い書籍にも見られます。

昔の人は、その鋭い洞察眼によって、財布と金運の関係について気づいていたようで、本当にさすがと言わざるを得ません。


見方を変えると、「自分の置かれた環境が、セルフトークやマインドに強い影響を及ぼす」という好例になります。



本題に戻ります。

引越しをして、途端に財政が悪くなってしまった人の、マインドの変化の正体についてです。

実はこの場合も、上記の財布の例と同じような現象が、背後に隠れています。


仕事に熱心に取り組むなどして、新しくそしてより豊かな場所に引越しができたということは、その引越しをする前は、財政が上向きだったはずです。そうでなければ、引越しはできないはずです。

「財政が上向きだった」というのは、より正確に言うと、「資本や資産が全体的に増えていた状態」ということです。

別の言い方をすると、BS(資産-負債=純資産)、ないしPL(収益-費用=損益)が明らかに上昇していたということです。


当然この場合、先の財布の例で挙げたように、お金や財性に関するセルフトークはポジティブなものであったはずです。

財政が上向きなのですから、財政に関するセルフトークも自然に上向きなものとなりますし、財政に関する上向きなマインドやセルフイメージが自然に形成されます。

この状態が続くと、今後、財政がより上向きになる可能性も非常に高くなります。



そして、満を持して、より豊かな場所へと引越しをします。

ということは、家賃がより高額になるか、或いは、購入をしてローンを新たに組んだり、すべて現金で払ってしまう人もいるでしょう。

話を単純にするために、賃貸の場合で話を進めます。


より高額な家賃の場所に引越しをしても、それでも十分に財政に余裕があり、財政やBS/PLが上向きであるならば、何の問題もありません。なぜなら、セルフトークはポジティブなはずですから、マインドも問題なく上向きになります。


ところが、身の丈に合わないほどに無理をして高額な家賃の場所を選んでしまう人も、中にはいます。蓄えもそこそこあるし、きっと何とかなるだろうくらいに考えるのかもしれません。

当然のことながら、だんだんと財政に余裕がなくなったり、蓄えは少なくなっていく可能性が大です。何かちょっとでもお金の入りに変化が起きてしまうと、すぐに安心感を失ってしまったり、途端にセルフトークはネガティブなものに傾きます。


また、家賃の高い場所というのは、土地柄もいいでしょうが、広さも以前より大きくなるという場合がほとんどです。

広くなれば、家具がもっと必要であるとか、光熱費が以前よりも増したり、今までの感覚とはかなり異なって多くの出費を強いられます。

こんなにお金がかかるとは思わなかったということも少なくないでしょう。


無理をしていい場所を選んで引越しをすると、ほぼ間違いなく、財政に関するセルフトークはネガティブなものになります。

それによって、無意識の働きにより、本人にあまり自覚がなくても、マインドは財政的にネガティブな方向へと進んでいってしまいます。

財政が底をつくのは時間の問題なのです。


これが、引越しをして本人の思いもよらないほどに財政が悪化してしまう人々のマインドに起こっている仕組みです。

答えを聞いてしまうと、そりゃそうだという印象を受けるかもしれませんが、現実にこういう失敗を起こす場面というのは、割と身近にあるのです。



対処方法は簡単です。

身の丈に合わないことはしないということ。

財政が常に上向きになるようにする、言い換えると、赤字をなくし、支出よりも収入が常に勝るようにするという、ビジネスで全くもって当たり前のことをするだけのことです。

余裕があればあるほど、セルフトークも余裕に満ちたものになります。


世界三大投資家として知られる「ウォーレン・バフェット」という人物がいますが、彼が社会貢献の一環として、学校教育にお金に関する教材を提供しているそうです。

世界三大投資家とも歌い称される彼が強調するのは、支出が収入を上回らないこと、それによる感情の制御、つまりは安心感のことのようです。


彼の言う「感情の制御」とは、コーチング理論で言うところの「セルフトークのコントロール」に感じるのは、私だけではないと思っています。

2019年08月28日