心と、言葉の力


心と、言葉の力

苫米地式コーチング認定コーチの杉本浩章です。


9月5日の午前11時に羽田空港を離陸した日本航空機ボーイング777が、離陸直後、左エンジンの後方から火を噴くというトラブルがありました。


記事はこちら

動画はこちら


映像を見ると、本当に火を噴きながら飛んでいるのですよね。

この記事を見たときに私がまず思ったのが、「パイロットすげぇな~」でした。

乗員乗客251人も乗せて、あれだけのでかい金属の塊が空を飛んでいて、それが離陸直後に火を噴いて、にもかかわらず、無事にトラブル1時間後に着陸を成功させてしまったのですから。

神業ですよね。


普通に考えたら、あり得ないほどのプレッシャーをパイロットの方は、感じてしまうと思うのです。

パイロットはどのようにして、そのプレッシャーを克服していたのでしょうか。



あらゆるトラブルに関する訓練やトレーニングを、徹底的に積んでいたことでしょう。そうでもなければ、そのような神業は成し得ないはずです。

しかし、訓練と現実は、やはり異なるでしょう。何せ現実には、後ろに251人の命を預かっているのですから。エンジンも片側しか使えません。それであの巨体を無事に着陸させるのです。すさまじいです。


コーチング的な目線でやはり気になるのは、「セルフトーク」です。パイロットの方の脳内会話ですね。

もし仮に、機長が頭の中で、「やばい、これはやばいぞ。墜落するぞ。死ぬぞ」などと考えていたら、確実にこの着陸は成功していなかったはずです。パニックに陥ってしまいますから。

どういうセルフトークをしていたのか、それともパイロットマニュアルに、それに関する記述があるのか、それは私には分かりませんが、いずれにしても、着陸の成功に関する確信と、それに伴ったセルフトークは、絶対にあったはずです。

「絶対この機を守ってみせる」とか、「俺ならやれる、絶対大丈夫だ」とか、あるいは「訓練でやったように、いつもどおりに」なのかもしれません。



あれだけのプレッシャーの中で、そういったセルフトークができるのもすごいですよね。

「エフィカシー」の高さでしょう。

エフィカシーとは、「ゴールを達成する自己能力の自己評価」のことです。


この場合、251人もの命を預かった、エンジンが片側しか使えない機体を、引き返して無事に空港に着陸させるという途方もないゴールがあって、そのゴールを自分なら必ず達成できるという、すさまじいまでの高い自己能力の自己評価です。

コーチングにおけるゴール達成において最も大切なのは、「エフィカシー」と言われています。

われわれ人間は、エフィカシーが高いと、成功する存在です。

エフィカシーが高いと、セルイメージやセルフトークが、高い成果を生み出す原動力となり、ゴール達成の臨場感が上がり、脳がそれを可能にするというメカニズムです。


関連記事:「エフィカシー コーチングを理解しよう STEP5」


今回のトラブルは、コーチングを実践するうえで、学び多きものだと思います。



余談ですが、映像をみると、機体が燃料を放出していますね。

私は初めて見ましたが、機体を軽くするとのことです。緊急事態のときって、こういうふうにするのですね。

色々な工夫があるものです。

乗客は、さぞ、怖かったと思います。

2017年09月07日