「待つ」のもスキル


「待つ」のもスキル

苫米地式コーチング認定コーチの杉本浩章です。


人生を大きく変えたい、マンネリ化した今の生活を何とかしたい、モチベーションがイマイチの現状をどうにか動かしたい、そう悩んだとき、私たちがまずすべきことは、「ゴールの更新」です。

何ごとにおいても、モチベーションが強く湧かないのは、心から望む遠く高いゴールがないからです。

ゴールを設定していたとしても、自分では気づかないうちに、そのゴールが現在の延長線上になっていて、無意識は「このままでも時間の問題で解決・達成できるから大丈夫」と怠けている可能性があります。


マインドが大きなエネルギーを生み出すときは必ず、臨場感を感じている世界と現状との間に大きなギャップがあるときです。

ギャップがないと、マインドは今の状態に安住し、エネルギーを生み出してくれません。

現状から遠く離れたゴールを設定し、その世界にいる自分に強い臨場感を感じていれば、マインドは必ず大きなエネルギーを生み出してくれます。

人生を大きく変えるコーチングのメカニズムというのは、こういうことです。


コンフォート・ゾーン コーチングを理解しよう STEP4



そうして、高いゴールを設定し、そちらの世界に臨場感を感じ始めると、無意識は現状では満足できなくなり、現状から臨場感の感じる世界に移行しようと、マインドはエネルギーを生み出しはじめます。

無意識がゴールの達成方法を探し始めたり、ゴールを達成するために必要なことをするためのモチベーションが湧いてきます。

ゴールが先にあって、認識があと、方法も後から見えてくるのです。


多くの人は、やり方が見えないことは、ゴールや目標として設定しようとしません。これは現状維持がお好きなマインドの特性ゆえの無意識の判断とも言えますが、それでは人生を大きく変えたり刺激に満ちた生活を送ることはできません。未来は現在の延長になってしまいます。

そうした生活から脱却するための、「高いゴールの設定」、「ゴールの更新」が必要です。



ゴール設定がきちんとなされると、エネルギーが生み出されるわけですが、そうするとゴール達成の過程が、すべてが順風満帆とはいかないこともあります。

今の現状が、なかなか動き出せない状況に陥っていることもあるでしょうし、不可抗力に見舞われることもあるかもしれません。誰かにゴールの達成を邪魔されることも考えられます。

今つながっている縁起(人やあらゆるものとの関係性)は、複雑に絡み合い、そして私たちの想像以上に強固なものです。その縁起パワーが、私たちの変化を拒みます。


こういったものを大きく動かしていくためには、相当な精神エネルギーが必要です。マインドにそのエネルギーを生み出してもらうために、「現状から遠く離れたゴール」がどうしても必要になってくるのです。

そして、「待ち」も必要です。

「待ち」とは、ゴールが非常に遠く、なかなか達成に近づかないことがあったとしても、あきらめず、そのゴールの臨場感を高め続ける時間の蓄積のことです。

縁起は非常に強固なものですから、そういう時間も必要です。

この「待ち」の時間は、脳内であったり、情報場の中で、少しずつ、そして確実に、変化やゴール達成のためのエネルギーを蓄積していきます。

エネルギーの蓄積がある段階を超えたときに、目の前の現実世界に大きな変化が訪れます。この世界の秩序、宇宙のカラクリとは、そういうものです。


エネルギーの蓄積がなくては決して大きな変化は訪れませんし、そのために、日々のアファメーションなどの実践やゴールの設定と更新、いわゆる「待ち」なのです。



意外と人は、ゴール達成の途中の段階が、一番幸せだったりするものです。

ゴールを達成し、それに満足してゴールの更新を怠ると、マインドは途端にエネルギーを失い、変化のないマンネリ化した人生になります。

私たちはゴールを達成した世界がずっと続くことに幸せを感じるように錯覚しがちですが、そうではありません。ひとたびゴールを達成してしまうと、最初のうちは幸せでも、しばらく経つと、その世界に慣れてしまい、幸福を感じなくなってしまいます。

燃え尽き症候群とは、こういうことです。


慣れは、幸せを奪います。変化こそが刺激であり、幸福なのです。だから、「ゴールの更新」は人生を満喫するうえで、欠かせないものとなるのです。

ゴールを更新し続け、「待ち」の時間を蓄積し、その過程における目の前の現実世界の変化や刺激を楽しみましょう。

幸福とは、そういうものです。

2017年09月14日