良い本の探し方


良い本の探し方

【コーチングで世界を創造する】 杉本ワークスの杉本浩章です。


私自身、若い頃から成功したいとか、力をつけたいと随分と長い間悩んできました。

どのようにして力をつけたらいいのか、実際に何をしたらいいのか、行動を起こせばいいのか、今でもずっと模索中だからです。


ただ、こうするとそれが早く分かるようだというのは、経験的に幾つか知っています。

まず絶対外せないのは、「ゴール設定」です。

それは今までのブログでも何度も強調してきましたし、ゴール(人生や組織における目標)がなければ、人は目の前に良いものや、本当に必要な情報が目の前にあっても認識できなくなってしまうからです。

コーチング的に言うと、「スコトーマ(心理的盲点)の原理」です。


貴重な人生を豊かで有意義に、そして楽しく過ごすためには、ゴール設定は絶対条件と言ってよいでしょう。

それがないと、脳の現状維持機能に私たちの人生は翻弄され、マンネリ化し、変化や刺激のないつまらないものになってしまう可能性が相当に大きくなります。

この感覚は、年を重ねれば重ねるほど顕著と言えます。若い頃は、何でも楽しいですからね。



スコトーマについて詳しくはこちら



そして、「読書」もきわめて成功のためには外せないものと言わざるを得ません。

本には、書いた人の長年に渡る人生経験とエッセンスが注ぎ込まれているからです。

本を一冊読むことで、果てしないほどの価値と知識を、個人差はありますが、たった数時間から数日で自分にインストールすることができます。

しかも、例外はありますが、書籍は高い方でも1,500円前後です。変な言い方ですが、圧倒的なコストパフォーマンスです。

この偉大な力を使わない手はありません。実際、成功者は総じて読書家なものです。



ただ、この点において問題なのは、良い本に巡り合えるかどうかです。

これは今でもつくづく感じますが、本当に難しい問題です。

本を手に入れて読むためには、お金も時間も労力もかかります。せっかく手にした本が、本当に自分にとって必要なものかとか、正しいものかどうかというのは、なかなか判断がつかないからです。


私も今までにたくさんの本を買い、お金を使い、そして読み続けてきました。

そして、特に本を読み始めた最初の頃、不思議に感じたのは、どうして本によってこんなにも言っていることが違うのだろうかということです。

本によっては主張が真逆なので、学ぶ側にとっては非常に困るのです。結局、何が正しいのか分かりません。

これは、本に限らず、他人のアドバイスとか教えに関しても同じことですが。


一つ例を挙げれば、私事で恐縮ですが、私は若い頃、借金苦でとても困ったので、お金持ちになると強く心に決めましたが、お金持ちのなり方が、本によってあまりにも違うのです。

「貯金をしろ、ケチになれ」という本もあれば、「貯金なんかするな、出したものは入ってくるものだ、それが経済だし、貯めてもインフレでお金の価値が下がるから無駄だ」という本もあります。

正直に告白すると、これには私自身、相当に悩み、翻弄されました。



私の中で、この悩みが解決し出したのは、コーチングを学んでからです。

人によって、正義や正解が異なる理由が明快に見えるようになったからです。


ある程度コーチングを学んでいくと誰にでも分かることですが、簡単に言えば、「人によってマインドやセルフイメージが異なるから、そしてそれによって見える世界やスコトーマが変わるから」という答えになろうかと思います。

セルフイメージが変わると、それによってその人にとっての世界観が変わり、見える世界やスコトーマが変わり、正義や正解、物事の重要性や評価の仕方、言動や判断や行動すべてが変わるからです。

同じ人ですら、ゴールが変われば、その瞬間から価値観が今までとひっくり返ることも稀ではありません。

ですから、本や著者によって主張や正解が異なるのは、スコトーマの原理を理解すると、当たり前すぎる話なのです。


しかしまぁ、本を読む側にとっては、誠に困る現実です。


ゴールや目標が変われば、人は変わります。

マインドが変わり、重要性が変わり、正義すら変わります。



これを知ると、他人のアドバイスや教えを安易に鵜呑みにしてはいけないことが分かります。

よくあるのは、権威の人の話や書籍は、問答無用に疑うこともせず、信じてしまう私達の不思議な癖です。

この姿勢は大変危険です。

権威の人の中身であったとしても、その人にも必ず、その人なりのゴールや目標とマインドと、そしてスコトーマがあるのです。

私達のゴールと合致しているという保証はどこにもありません。



ついさっきツイートした内容になります。


アドバイスを聞く相手をきちんと選ぶことはきわめて重要ですし、人生そのものを左右する、熟考に値する、外せない成功のための要素です。

「私の話を聞きなさい」「私が正しい」などと耳にすることがありますが、特に注意しなくてはなりません。正しいアドバイスとは、聞く側のゴール設定によって異なるからです。

親や教師や先輩の言うことだからといって、アドバイスを鵜呑みにするようでは決していけません。それは彼らのマインドにおけるオリジナルな世界観に過ぎないのです。

アドバイスを聞く相手を選ぶとき、最も役立つ可能性のある指標が2つあります。

1つ目は、アドバイスそのものが自分のゴール達成に近づくものかどうか、よく吟味することです。

2つ目は、アドバイスを受け入れるということは、アドバイスをする人に自分の人生が近づく、似ていくということです。

極端な例ですが、成功していない人の話す成功法則に、価値は全くないということです。

実業家として成功したければ、実際に成功している実業家の話を聞くのです。ビジネスであろうが、スポーツであろうが、社会貢献であろうが、全く同じことです。

まずは相手を良く観ましょう。



少し解説を加えます。

他人のアドバイスを受け入れるということは、その人のアドバイスは当然、その人のマインドに合致したものですから、アドバイスを受け入れ続けると、その人のマインドを自分にインストールすることに他なりません。

つまり、アドバイスの張本人に自分が似ていくのです。


アドバイスをする相手が、自分にとって憧れの人や理想的な人物であるならば、アドバイスは喜んで受け入れるべきでしょう。

成功したければ、その分野の成功者の真似をするのが、最短距離のひとつです。


しかし、親や教師や、周りのお節介な人物が、「私の話を聞きなさい」とか「私が正しいのです」などと言うことがよくあります。

これらはほとんどの場合、耳を傾けてはなりません。彼らに似ていくという帰結になるだけです。

ゴールというのは、人によって全く異なるものですから、親や教師やお節介な人物達が、我々のゴールと合致していることなど、稀すぎるといって過言ではありません。

ですから、耳を安易に傾けてはならないのです。


普通の人や常識人のアドバイスを甘んじて受け入れれば、「普通の人」の人生に翻弄されるだけです。



ゴールを設定したら、そのゴールと近い憧れの人物とか、ロールモデルを探すことは、非常に有意義と言えます。

そしてそれを真似ます。アドバイスも少しずつ、自分に取り入れていきます。


その参考になるのが、書籍という位置づけです。

自分のゴールに近い人物が著した記述や書籍の内容は、宝の山なのです。最も効率的でコストパフォーマンスの優れたやり方です。

コスパコスパとうるさいと言われるかもしれませんが、私達の資源は、生命時間とお金が限られています。

有意義な方法を模索すべきです。



あとは、優れた本との出会いというのは、運任せの部分はかなりありますが、信頼のできる人に良書を紹介してもらうのがいいと思います。

この世にはあまりにもたくさんの本が溢れています。ダメ本から宝の本まで無数にあります。

それらをすべて吟味する時間は、私達にはありません。自分一人で良い本を探すのは、無謀すぎると言わざるを得ないのです。


良書との出会いは、他人の紹介に頼るのが賢明ですが、本を紹介してくれる人物が信頼に値するか、これもなかなか容易ではない問題です。

そこは、自分のゴールに合致しているかどうかを、よくよく吟味するしかありません。


この辺の勘所は大切にしたいものですが、やはりゴール設定がスタート地点ですし、時間が色々と解決をしてくれるでしょう。

2019年09月16日