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「株式会社ライフィングコミット」の杉本 浩章と申します。
私がコーチングを真剣に志すようになった経緯を、少々ご紹介させて頂きたいと思います。
20代前半に極度のうつを経験?!
私は20代前半の頃、極度の鬱(うつ)や自律神経失調症に悩まされていたことがあります。
高校卒業後、一年浪人して予備校に通い、どうにか大学(東京理科大学 理学部 物理科)に入学しましたが、その後すぐに発症し、当時は対処も分からず、どうすることもできませんでした。
母親も喘息(ぜんそく)にひどく悩まされ続け、生活もままならなかった、お金にも大変困ったという状況でした。
私は、家族や自分自身の病を根治したいと、それはそれは藁(わら)にも縋(すが)る思いで、強く願ったものです。
父親や周りの人にそのことを相談するも、病気になる方が悪いとか、鬱とかはただの怠けだとか、自己管理が悪いとか、散々に言われました。そして、誰に対しても病や生活のこととかを相談することがなくなっていきました。
そんな状況の中で本当に苦しい日々を過ごしていましたが、嫌なこと、苦しいことというのは、重なって降りかかるものなのでしょうか。
当時父親が経営していたプロパンガスの配送業務も、うまくいってはいませんでした。
他の業者との顧客争奪争い(ガスメーター器の付け替え合戦)や、それと同時並行する形で、会社の中でできた2つの労働組合の、組合員たちによるデモが我が家を日々直撃するという事態にも見舞われました。
今にして思えば、経営者側の配慮が構成員に対して、全く足りてなかったの一言に尽きるのですが、当時の私は父の会社のことはまだ何も分からず、どうすることもできませんでした。
韓国で中医学と漢方医を目指して?!
私は病や治療に対して、強い執念を燃やすようになりました。
自分の病に対してだけでなく、人々の病に対しても、治療ができたらと強く思うようになり、大志を描き、大学を中退して韓国で漢方医としての自立を目指すようになりました。コーチングでいえば、まさにゴール設定ですね。
母親の喘息のことでご縁あって、韓国で中医学博士であり漢方医・薬師をしていた方に弟子入りを懇願して、夢中で中医学や漢方薬、脈診(脈で病を診断すること)、気功、韓国語などの勉強に励む生活を何年か続けていました。
そんな生活の最中、あるとき、私自身の中で大きな疑問がついてまわるようになったのです。
どんなに高価な漢方薬や高度な中医等の技術を駆使しても、回復が一向に見られない患者が一定の割合で存在すること。その一方で、それほど高価で特殊な漢方薬を使っているわけではないのに、順調な回復を遂げていく人たちもきちんといること。
その差は、単に病が重いとか軽いとか、治りやすい病・治りにくい病であるとか、年齢の問題、そういった要因には到底感じられない場面に出くわすことが、何度もありました。
強いて言うなら、運のいい人と、そうではない人の違い、そんな印象でしょうか。
運命のなせるわざ。
そうであるのならば、自分の学んでいる中医学などは、やはり運命には逆らえないのかと。知識や技術だけでは到底及ばない神の領域や未知の世界があるのかと、漢方医を志すことに対する一種の諦めというか、落胆の思いが積み重ねっていくようになりました。
そうして私は、漢方薬や中医学に対する興味が、だんだんと薄れていってしまいました。
1人でも多くの人たちから病を取り去っていきたいと強く心に決心し、漢方医に憧れていたはじめの頃は、自分でも不思議なくらいに勉強に取り組み、充実した毎日を過ごすことができたのですが、そんな日常もいつのまにか、どこかへと行ってしまいました。
変化や刺激、やりがいの感じられない悶々とした日々を過ごすようになっていきました。コーチングでいうところの、ゴール(人生の目標)を失ったのです。
漢方医というゴールを失って、、
その後しばらくは、父がプロパンガス屋の次に始めた割烹料理屋を営んでいました。
今思い返してみれば、他に特にやることもなく、輝き充実した人生や、やりがいに満ち溢れた日常に対しての諦めと落胆を抱えながら、Have-to(しなければならない)というネガティブな感情に苛まれ、悶々とした日々を過ごしていたように思います。
仕事をしなければ、お金を稼がなければ、働かなければ、何かをしなければ、、、生活ができない。
〇〇しなければ、生きてはいけない。
「~しなければ」という感情と毎日の戦いです。
後にコーチングを学んで分かったことなのですが、人は「~しなければ」という感情の下では、真の能力やパフォーマンスを発揮することはできません。
心の奥底から溢れ出す、みなぎる、「心から~したい」というWant-to感情の下での行動、モチベーションでなければ、人は真の実力や成果を出せないのです。
ルータイスとコーチングとの出会い?!
そのまま6年が過ぎ、どうしたら経営がもっとうまくいくのだろうかと、どうしたら自分も含め従業員さんたちのモチベーションがもっと高まり、売上や利益が上がり、構成員メンバー全員の生活がもっと豊かになっていくのだろうかと、もがいていたあるときに、ルータイスの「コーチング」に出会いました。
ルータイスとは、心理学者、米国自己啓発界の最高権威で、コーチングを創設した人物です。
ルータイスについて詳細はこちら
コーチングとは、人生や「脳と心」を変えるもの、豊かにするもの。ゴールを設定し、それを達成するための「マインドの使い方の技術」のことをいいます。ゴールとは人生における目標のことです。
コーチングの学びは、私の心の中に、どんどんと染み渡るように入っていきました。枯れ果てた砂漠の砂が、待ちわびた水を貪(むさぼ)るかのように吸い込む勢いでした。
悶々としていた日々や、身の回りの変化の乏しいマンネリ化した現実世界、空虚で満たされない心、そんな何とも言えない寂しく落胆した今の現状を突破するための力、勇気とパワー、知識と技術、みなぎるエネルギーをコーチングは私に与えてくれたのです。
すべての根底には「マインド」がある?!
視界が開け、自分の目から見えていた世界が大きく変わり、心が澄んでいくような感覚を覚えました。ずっと探し求めていたものが、疑問に感じていたことが、答えとなって目の前に現れてくれたのですから。
人間が、本当に豊かでより良い人生を送っていくために必要なこと、よりよい企業経営をしていくために最も大切なこと、そして、漢方医を目指していた頃に運命のいたずらと片付けていた病が治癒に向かう人とそうでない人の違い、それすらも答えとなって、私の前に現れてくれたのです。
すべては「マインドの使い方」にあったのです。
マインドとは「脳と心」、「脳」と「心」の両方を指す言葉です。
病を治癒させたいと思ったら、治療や薬物投与という物理的なアプローチにばかり目を向けていてはダメなのです。
病の根本を押さえ、マインドの働きを知り、治癒の先を見据えて、人間の無意識の奥底に眠る潜在エネルギーを引き出し、解き放ち、覚醒させなければ、治療や回復は道半ばで終わってしまいます。
会社や企業経営、組織運営をよくしたいと思ったら、経営手法やその会社の持ち得る技術開発、営業やマーケティングという組織論的なアプローチにばかり目を向けていてもダメなのです。
人や組織を動かすのは紛れもなく、そこに携わる人間。その構成員たちの能力やモチベーションを司るマインドの働きについて知り、きちんと学び、理解を深めなくては、私たちは世にある優れた技術や知識を存分に取り入れ活用することなく、組織の発展や改革は道半ばで終わってしまいます。
それは私たち個々の人間の人生や私生活においても、まったく同じことです。
すべての根底にマインドがあり、マインドを変えない限り、決して人生に変化は訪れません。
人生を決めているのはマインドでありセルフイメージ?!
私たちの人生や可能性を決定しているのは、私たち自身のマインドです。
コーチングの体系をここで全てご紹介することはできませんが、そのエッセンスの最たる部分のひとつは、「セルフイメージ」でしょう。
簡単に言うと、人は脳内に記憶として自分のあるべき姿や自身の最も居心地のよい空間や領域、自分らしさという自分像を持っています。
そして、人はそのセルフイメージどおりの人生や身の回りの環境、能力やパフォーマンス、成果を無意識に維持するような働きをマインドとして生まれながらに持っています。
結果として、私たちは自身のマインドの在り方やセルフイメージどおりの自分や、人生や生活環境やお金を手にすることになります。
「マインドを変えない限り、決して人生に変化は訪れない」というのは、背景にこういったマインドのメカニズムが働いているからです。
コーチングを全世界の人々へ
私は、中医学や漢方などを学んでいた経験に加え、割烹料理屋の経営者としての苦悩を糧に、もっと世の中の人たちにコーチングを知ってもらいたい、全世界の人々の人生をより良くするための貢献をしていきたいと思い、今は心の奥底から湧き上がる情熱に溢れた毎日を過ごしています。
そしてそれは私にとって、本当に幸福な人生なのです。
ライフィングコミット 杉本 浩章
